今日は、ゲランのフレグランスとリップスティックをそれぞれ3本。

フレグランスはどれもEDT。
シアーなリップカラーとのコーディネートに丁度ぴったりかな~と思いまして。
3つのフレグランスのリリース年が1906・1969・2022年と、50~60年の間隔で、ゲランの歴史を感じさせます。もちろん、ヴィンテージを買ったわけじゃなく現行品ですけれど。

以下、もしよほどよろしければお読みください。
今回全てゲランなので、製品名の記載にブランド名は省きました。
まずはリップスティック、まとめて紹介
◆キスキスビーグロウ 319・409・809◆
3.2g 各4730円
4/1発売の新製品。6色展開のうち3色購入。
展開のなかで258のみPHリップ(発色はピンク)、その他はカラー付き。
カラータイプの中でも309ハニーグロウは258に近いものがあるのかな?
スウォッチ 、まとめて

一色づつ塗ったら409と809の違いが分かりにくくて3色いちどに載せました。
◆319 ピーチグロウ◆
オレンジ系のリップは私には元来鬼門で、超ピンポイントな色相明度彩度しか付けられないので、買うのにすんごくドキドキしましたが、どうしてもこの色が夏に向けて欲しかったので!結果、大正解でした。
実際付けると唇の色と混ざってピンクみを帯びるのですが、本当に夏らしいです。
ローズ系やベージュ・ブラウン系には絶対出せない夏そのもののムードの色(パーソナルカラーじゃなくて本当の季節の)。
◆409フューシャグロウ◆
スティックの見た目はビビッドですが、シアーなので自然です。バブリーフューシャにはなりません(笑)。購入した中での「似合い度」はこれが一番かな。
◆809 ラベンダーグロウ◆
名前の通りの紫リップですが(笑)、これもシアーでピンクっぽく発色するので至ってつけこなしやすいです。今回一番に気になって最初に購入したのがコレで、ブランド側もお勧めのスターシェード3色のなかのひとつ。
【総合して】
購入した3色どれもとても気に入りました。残る3色もできれば購入したい位。ティントの名称ですが、染まり過ぎないところがかえってとても気に入りました。
(なので、もちはそこそこですが私はそれでいいです)
スティックの見た目に反して、時間経過とともに蛍光っぽくなってしまう事もなくて。
更に、意外とさらっとしているのでそれも◎。
塗布してからしばらくたつと、マスクにもとても付きにくいです。
マスクへの付きにくさは、今までそれを謳っていた数々のリップの中で比べても一番。
ランチ後のメイク直しですぐにマスクを付けると多少は付きますけどね。
★☆★さてここから(勝手に)ゲランの3種の香りとコーディネート★☆★
香水の年代順(古→新)でいこうかな・・・
◆アプレロンデ◆
EDT 75ml 14630円発表年:1906年 調香師:ジャック・ゲラン

現在の展開はこのEDTのみ。
レジェンダリーフレグランスのカテゴリに入ってます。
雨上がりの情景を表現した香り、もう超有名ですよね。
発表当初はパルファムだったと思うのでもっと濃厚だったでしょうね~。
人によって香り立ちが相当違うようですが、スミレが主体、イリスも香ります。
古典香調なのでそれなりにクセあり、トップのアニスシードが特に薬っぽくて独特ですが、ミドルに移行するにつれパウダリーさと甘みが出てきます。
拡散も控えめで、使いやすい香りかと思います。

☆合わせたリップは☆
スミレとの紫つながりで、809ラベンダーグロウ。
◆シャマード◆
EDT 75ml 14630円発表年:1969年 調香師:ジャン=ポール・ゲラン

同じくレジェンダリーフレグランスのカテゴリ。
過去、試香したエクストラクト(P)に比べるとさすがに鮮烈さ、輪郭の明確さは遠く及びませんが雰囲気は味わえます。
古典香と「今の香り」の中間に位置する、レトロ香調というところでしょうか。
(若年世代にはとっては、十分「古典」だと思います)
シャマードの香調は、ブランド側ではセミオリエンタルとなっていたと思いますが、わたし的にはグリーンフローラルです。
春に合う香りですね。
トップがガルバナムでシャープなグリーン、涼し気なヒヤシンスが香り、その後まったりとした花粉を感じるような花の香りに移り変わっていきます。

シャマードの創作のイメージ源となったのが、フランソワーズ・サガンの小説「熱い恋」というのは若い時から何度も聞いていますが、まだ未読(笑)。
この小説は、カトリーヌ・ドヌーヴ主演で1969年に映画化(邦題:「別離」)もされているようですが、そちらも未見。
なので、それらとのイメージの一致度がどんなものかは私には全く分からず・・・
ちなみに以前書いたように、ジャンポールはこの作品の後年、ドヌーヴのイメージでナエマを創っています(1979年)。
香りに関しては、恋がテーマでもナヨッとした媚びた要素は欠片もないですね。颯爽と我が道を行く女性、という感じです。
この時代の理想のフランス女性のイメージだったのかなぁ?
まぁ、叶わないとは思いますが、Pも復刻してほしいですね。
☆合わせたリップは☆
409 フューシャグロウ。
いや、自立していてかつ情熱的な女性のイメージの色・・・という感じで。
775・ポビーグロウも合いそうで、やっぱりほしいです(笑)。
◆アクアアレゴリア ネロリアベチバー◆
EDT 75ml 14520円発表年:2022年 調香師:デルフィーヌ・ジェルク、ティエリー・ワッサー

全国発売はまだなのですが、
うめだ阪急の先行販売のイベントで購入しました。
発売日:2022年5月1日(日)全国発売
先行発売日:
2022年4月13日(水)阪急うめだ本店
2022年4月27日(水)アットコスメ 東京・公式オンラインブティック
どういった主旨のリニューアルなのかはすでに各種告知で発表されています。
ファッションプレスのこの記事とか。
ボトル・中身ともに、例によってサステナブルを意識した改変、レフィル200mlも店舗限定ではありますが同時発売。
ボトルの仕様の改変で一番嬉しいのは、スプレーヘッドが取り外せるようになった事。これは、フレグランスを使い切った時に、レフィルを自分で注ぎ入れられる為・・・なのですが。私はそれとは関係なく、とにかく取り外せる仕様が好きです。今まで色んなクチコミにも書いてますが。
し密閉スプレーに比べてまだまだ少数派ですが、他ブランドでも増える気配だしこれは期待だなぁ。

レモンは入ってないけど、画像はあくまで香りのイメージで。
名称にもあるベチバーは、私の肌ではほとんど感じられませんでした。
とにかく、アクアアレゴリアの本領発揮の、気軽に使える香りだと思います。
☆合わせたリップは☆
319 ピーチグロウ。
かげりがなくてひたすら明るい組み合わせ。
五月晴れの戸外や真夏にぴったりの組み合わせかな~と思います。
先行販売イベントでは、セラミック製アロマストーンと、ペラグラニータ(かネロリアベチバーが選べる)のサンプルが頂けました。


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●その他、いろいろ●
★今回挙げたフレグランスについて。
アプレロンデとシャマードについては店舗限定発売。
ラ ブティック ゲラン、伊勢丹新宿店、高島屋日本橋店、日本橋三越店、高島屋玉川店、阪急うめだ本店 および公式オンラインショップのみの取扱いとなります。
★3つ前の記事(桜か、薔薇か。春はピンクのフレグランス。)の反動で(笑)、
ピンクは当分お腹いっぱいだぁ!って感じで^^;、今回はなるべく「ピンク」と「薔薇」を排除した演出にしてみました。
今回の香りについては実際、それらを感じさせる要素はほとんど無いですね。

寒色~中性寒色(青~紫など)は心が浄化される気がするし、中性色のグリーンはピンクと違った意味で癒されるし(ただし、補色ですが役割は似てる面があります)、暖色でも黄やオレンジは正に太陽の陽光のように心を明るくしてくれます。撮影していて改めて実感しますね。
★今回、香水のうち2種は既存有名香だし、ちゃちゃっと書くだけと思ってた記事が、中々書き進まなかったです(いたってどうでもいい話ですみません)。
ゲランのレジェンダリーフレグランス、
逆さハートボトルに統一されて1年数か月経過しましたが、75mlでやや大ぶりだしちょっと間延びしてて可愛くないなんて最初は思っていましたが(笑)、意外とカワイイです。
なんだか色々なアングルで撮りたくなるし、はまってしまって延々と撮りためて時間がかかってしまいました。

香りについても、大人の理性で(笑)のめり込みすぎないように適切な距離を取っているつもりですが、ゲランのフレグランスはちょっと気を緩めたら頭のてっぺんから爪の先までどっぷり溺れてしまいそうになります。ホントーに恐るべしです(笑)。いや、もうとっくに白旗上げてるけど。
もうまさに、シャマードのハート(^^)。
また、機会があったら別の香りについても記事にしたいと思います。
それでは今回はこの辺りで。
お読みいただき、ありがとうございました。
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