

漢方薬は、もともと、いろいろな生薬が混ざって、一つのものに作り上げられているのですが。
長い漢方薬の歴史の中で、これがこう効くから、こう混ぜてと、出来上がったものです。
良いものが、残って、今使われているという。
それが、医薬品となって、番号がついて、使われています。
だから、あれに効くのはこれで、こっちに効くのはこれだから、混ぜて飲もうというのは、
なるべくしない方が良いのです。
経験上、この組み合わせは、お互いに悪さをしない、あるいは、補いながら、効果が出る、というもの以外は、単独で、飲みましょう。
同じ薬でも、効果が出る時と、でない時があります。
かつて、私も、低血圧で、めまいもあり、当帰芍薬散を飲むと、ちょっと効果が出るけれども、すぐ、具合悪くなりました。
1週間ほど飲んでも効果が少ない時に、柴胡桂枝乾姜湯というのを、追加でいただきました。
疲れ過ぎていて、効果が出ない時は、身体のストレスなどを補いながら、低下した体力を補ってくれるのが、この柴胡桂枝乾姜湯だったのです。
両方を混ぜて飲み始めて、数日で効果が出て、ほどなく、飲まなくても良い日が増えて行きました。
今はもう内服していません。
漢方薬治療を受けようとする時は、今一番辛いのは何か、よく観察してください。
緊急に治したいものがある時は、それを優先しましょう。
それが落ち着いたら、そういう体調になった根本は何かを考えて、
主治医の先生と相談して、薬のメニューを決めて行ってください。
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