どうして「サザエさん」の声優は少しずつ交代するんでしょう?
匿名 さん
サザエさんは1人1人声優が交代するので、その度に声の違和感を覚えます。「ドラえもん」の様に同じタイミングで全員交代させる方法の方が良かったと思いますが、どう思いますか?
また「サザエさん」のアニメは全体的に声優さんの年齢が高齢ですよね?
サザエ役の加藤みどりさんは現在83歳です。
フネの声は当時89歳の麻生美代子さんから当時62歳の寺内よりえさんに交代しました。
マスオの声も当時82歳の増岡弘さんから当時68歳の田中秀幸さんに交代しました。
どうして「サザエさん」のアニメは、後任声優をかなりベテラン声優を起用するんでしょう?
現に現在の波平役の茶風林さんは波平役を引き継いで来年で10年ですが、今年の誕生日で茶風林さんは62歳と既に還暦を超えています、
マスオ役の田中さんも現在72歳で、フネ役の寺内さんも70歳です。役を引き継いでまだ10年も経過していないですが既に高齢になっています。
視聴者側の立場からすると、高齢声優さんは滑舌が悪くなったり、明らかに老いで声が弱々しくなったことを察するので、高齢な声優さんの声を聞きたくないと感じる人が多いはずで、高齢声優から若手声優へのバトンタッチを望む人の方が多いはずです。
どうして「サザエさん」は後任声優もかなり年齢が高い人が起用されるんでしょう?
「ドラえもん」は声優と製作スタッフを全員総交代という大きな決断をしましたが、今振り返るとドラえもんの声優交代は大成功でした。
大山さんはドラえもん役を降板する直前のインタビュー(2005年3月11日・東京新聞より)で以下のような趣旨の発言をされています。
「ドラえもんの放送が始まって25年が経ち、気付いた時は自分たちレギュラー声優の年齢が70歳前後になっていた。昨年(放送25周年)、声優の間で話し合いをして、結婚生活なら銀婚式にもなる25年も続けることができたから25年の節目に降板しようという話になった。でも、ドラえもんの番組には5社以上の多くの会社が関わっていた。だから簡単に降板することができなかった。でも、今年(2004年)の5月に声優とスタッフを全員交代してリニューアルをしたいという打診を製作会社側から私たちに相談の話がきた。リニューアルの話を提案されたので、この提案を受け入れて交代することになった。これから役を引き継いでくれる新しい声優の方々にはドラえもんたちのキャラクターの心を伝えてほしい。私はドラえもんが言いたいことを一生懸命伝えてきた。心を伝えてほしい。それだけです。」
以下、文藝春秋の2005年5月号「ドラ1組の26年」より引用です。(大山さんがインタビューに応じていました。)
「今回、揃って卒業することになったが、私自身は、二〇〇一年の夏に直腸がんの手術を受けた頃からなんとなく卒業を意識してきた。(中略)このときから、誰かに何かあってから辞めるのはいやだと思ってきた。実際に「若い人に後を託したい」といった相談もしたが、テレビ局や製薬会社の方に相手にされず、簡単には辞められないんだと思っていた。それから四年近くが経ち、仲間全員で話し合い、スタッフも声優も一緒に交代することになりました。」
(引用ここまで)
大山さんが「誰かに何かあってから辞めるのはいやだと思ってきた。」と仰っていたことはその通りだと思います。長年チームワークでアフレコも阿吽の呼吸があったと思いますし、1人1人交代する方法だと、作品のバランスが壊れてしまって、作品の質自体も下がると思います。また、視聴者側も1人1人交代するたびに違和感を覚えることになり、メリットが感じられないです。
なぜ「サザエさん」の声優は少しずつ交代する方法にしたんでしょうか?
100歩譲って、1人1人交代するパターンを肯定したとしても、「サザエさん」は国民的アニメでこれから先も何十年と続いて行く番組だと思います。
そういう背景を考慮すると、後任声優も20代・30代の人を起用して長い期間担当してもらえる声優さんを選考した方が良かったのではないでしょうか?
視聴者が5年、10年と新しい声に慣れてきた頃には、役を引き継いだ声優も60代、70代になっていたらすぐまた交代になり負のループになると思います。
ドラえもんはかなり若返りを図ったので、声優交代から再来年で20年が経ちますが、まだみなさん30代~40代の年齢ですのでまだまだ現声優体制で続けられると思います。
ドラえもん新旧声優陣の交代時の年齢
ドラえもん:大山のぶ代(72)→水田わさび(31)
のび太:小原乃梨子(70)→大原めぐみ(30)
しずか:野村道子(67)→かかずゆみ(32)
ジャイアン:たてかべ和也(71)→木村昴(15)
スネ夫:肝付兼太(70)→関智一(33)
また「サザエさん」のアニメは全体的に声優さんの年齢が高齢ですよね?
サザエ役の加藤みどりさんは現在83歳です。
フネの声は当時89歳の麻生美代子さんから当時62歳の寺内よりえさんに交代しました。
マスオの声も当時82歳の増岡弘さんから当時68歳の田中秀幸さんに交代しました。
どうして「サザエさん」のアニメは、後任声優をかなりベテラン声優を起用するんでしょう?
現に現在の波平役の茶風林さんは波平役を引き継いで来年で10年ですが、今年の誕生日で茶風林さんは62歳と既に還暦を超えています、
マスオ役の田中さんも現在72歳で、フネ役の寺内さんも70歳です。役を引き継いでまだ10年も経過していないですが既に高齢になっています。
視聴者側の立場からすると、高齢声優さんは滑舌が悪くなったり、明らかに老いで声が弱々しくなったことを察するので、高齢な声優さんの声を聞きたくないと感じる人が多いはずで、高齢声優から若手声優へのバトンタッチを望む人の方が多いはずです。
どうして「サザエさん」は後任声優もかなり年齢が高い人が起用されるんでしょう?
「ドラえもん」は声優と製作スタッフを全員総交代という大きな決断をしましたが、今振り返るとドラえもんの声優交代は大成功でした。
大山さんはドラえもん役を降板する直前のインタビュー(2005年3月11日・東京新聞より)で以下のような趣旨の発言をされています。
「ドラえもんの放送が始まって25年が経ち、気付いた時は自分たちレギュラー声優の年齢が70歳前後になっていた。昨年(放送25周年)、声優の間で話し合いをして、結婚生活なら銀婚式にもなる25年も続けることができたから25年の節目に降板しようという話になった。でも、ドラえもんの番組には5社以上の多くの会社が関わっていた。だから簡単に降板することができなかった。でも、今年(2004年)の5月に声優とスタッフを全員交代してリニューアルをしたいという打診を製作会社側から私たちに相談の話がきた。リニューアルの話を提案されたので、この提案を受け入れて交代することになった。これから役を引き継いでくれる新しい声優の方々にはドラえもんたちのキャラクターの心を伝えてほしい。私はドラえもんが言いたいことを一生懸命伝えてきた。心を伝えてほしい。それだけです。」
以下、文藝春秋の2005年5月号「ドラ1組の26年」より引用です。(大山さんがインタビューに応じていました。)
「今回、揃って卒業することになったが、私自身は、二〇〇一年の夏に直腸がんの手術を受けた頃からなんとなく卒業を意識してきた。(中略)このときから、誰かに何かあってから辞めるのはいやだと思ってきた。実際に「若い人に後を託したい」といった相談もしたが、テレビ局や製薬会社の方に相手にされず、簡単には辞められないんだと思っていた。それから四年近くが経ち、仲間全員で話し合い、スタッフも声優も一緒に交代することになりました。」
(引用ここまで)
大山さんが「誰かに何かあってから辞めるのはいやだと思ってきた。」と仰っていたことはその通りだと思います。長年チームワークでアフレコも阿吽の呼吸があったと思いますし、1人1人交代する方法だと、作品のバランスが壊れてしまって、作品の質自体も下がると思います。また、視聴者側も1人1人交代するたびに違和感を覚えることになり、メリットが感じられないです。
なぜ「サザエさん」の声優は少しずつ交代する方法にしたんでしょうか?
100歩譲って、1人1人交代するパターンを肯定したとしても、「サザエさん」は国民的アニメでこれから先も何十年と続いて行く番組だと思います。
そういう背景を考慮すると、後任声優も20代・30代の人を起用して長い期間担当してもらえる声優さんを選考した方が良かったのではないでしょうか?
視聴者が5年、10年と新しい声に慣れてきた頃には、役を引き継いだ声優も60代、70代になっていたらすぐまた交代になり負のループになると思います。
ドラえもんはかなり若返りを図ったので、声優交代から再来年で20年が経ちますが、まだみなさん30代~40代の年齢ですのでまだまだ現声優体制で続けられると思います。
ドラえもん新旧声優陣の交代時の年齢
ドラえもん:大山のぶ代(72)→水田わさび(31)
のび太:小原乃梨子(70)→大原めぐみ(30)
しずか:野村道子(67)→かかずゆみ(32)
ジャイアン:たてかべ和也(71)→木村昴(15)
スネ夫:肝付兼太(70)→関智一(33)
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