ピテラ™がなぜ特別な成分なのか―。その理由は、まず第1に、肌にとって有用な働きを持つことです。
「開発段階で分かっていたのは、ピテラ™は肌に存在するNMF(天然保湿因子)に極めて近い存在ということでした。その後解析や研究が進み、現在はアミノ酸類やビタミン類、ミネラル類、有機酸など、50種以上もの成分を含んでいることが判明しています」(佐々木さん)
しかもこの50種以上もの成分が、肌自らが透明感やハリを維持するためにも大切と考えられる、実に“理想的なバランス”を保っている、という点も驚きです。
「仮にひとつひとつの成分を、ビタミン何%、ミネラルを何%と配合したとしても、繊細なバランスを完全に再現することは難しいでしょう。加えて、このバランスは“自然の営みだからこそ生み出せる”点も、ピテラ™が特別な理由です」(佐々木さん)
(2015年にリニューアルした現行のボトルにはピテラの文字が刻印されている)
ピテラ™が特別なもうひとつの理由は、人の手では生み出せない成分であることです。製造の過程には、日本でも古くからお酒や味噌造りに用いられる“発酵”の技術が関係しています。
「発酵とは、酵母などの微生物が生きるために何かを食べ、分解して、人体に有用な何かを生み出すこと。そこには非常に複雑な条件が関与します。酵母の種類、食べ物にあたる培養液の栄養や濃度。さらに、それらが生きていくための温度や湿度、phなどですね。この条件がひとつでも変わると、発酵代謝物は違うものになってしまいます」(佐々木さん)
何かの植物から抽出したり、科学的に合成できる成分ではなく、生き物が、自然の営みによって作り出すことでしか得られない。まさに人の手では生み出せない、奇跡のひとしずくなのです。