
「あのコスメがスゴいらしい」「地元におもしろいコスメがある!」など@cosmeメンバーからのクチコミ&編集部に寄せられた情報をもとに、美容ライターふたりが“買って、ガチで試す”体験レポの第7弾。今回のテーマは、国産レモン発祥の地でつくられた瀬戸内レモンを使ったシャンプー&トリートメント。その結果はいかに?

【第7回】ご当地ヘアケアを初レポート!「瀬戸内レモンシャンプー&トリートメント」

長谷川真弓/美容エディター・ライター
編集プロダクション、広告代理店を経て美容週刊紙「WWD Beauty」の編集を担当し、2014年にフリーへ転身。ビューティにまつわるヒト・コト・モノを精力的に取材している。

爽やかなレモンの香り、その実力はいかほどに?

思い切って買ってみたものの、私、ヘアケアアイテムには並々ならぬこだわりがありまして…。というのも、小さい頃から太くて硬い、そして量の多い髪の毛に悩まされてきたのです。サラッとふわっと柔らかな髪質の女の子を横目に、三つ編みがしめ縄のようになってしまう私の髪の毛を恨めしく思ったのは1度や2度ではありませんでした。
ですが、時が変われば気持ちも変わります。薄毛で悩む友人の話を聞きながら、「今はこの剛毛で良かったな〜」と(笑)。ハリのある(都合の良い解釈ですが…)髪の毛は、若々しい印象を手助けしてくれる存在ですからね。
小さい頃から悩んでいた髪の毛だから、シャンプー&トリートメント選びにも気合が入ってしまうのです。たくさんのシャンプーを使うと、私的に優秀シャンプーの判断基準が決まってくるんです。 ま、譲れないポイントとでもいいましょうか…それは、 ①香りの良さ ②十分な泡立ち ③指通りの良さの3つ。
この仕事に就いてからは、機能性の高いヘアケアアイテムを使う機会が多くなったため、その判断基準はさらに厳しくなったのですが(笑)、「まあまあな出来」のシャンプーはもう使いませんね。
デザイン力、たかっ!ご当地超えの完成度の高さにびっくり

皆さんも感じていらっしゃると思いますが、このデザイン、すっごく“今ドキ”だと思いませんか? このクオリティーの高さ、ハンパじゃありませんよ!瀬戸内レモンのアイコンもシンプルだけど、目を引きますし、SHAMPOOの「O」の字に泡がくっついているデザインもかわいい。この遊びゴコロも憎いですね〜。

波のデザインは広島県の呉市から7つの橋で5つの島を結ぶ安芸灘「とびしま海道」を表現している風。ふーん、かなり高感度高いんですけど。デザインだけでかなりの高ポイント!
レモンの香りは10点満点!!!

シャンプーを手に取り、髪になじませてみてびっくり!バスルームにレモンの香りがわーーーっと広がってきました。雑味がなく、ストレートにレモンの香りがする。それも香りの量がハンパないんです。日本人は柑橘系の香りが大好きというのは先ほどもお話したとおり。バスルームに広がった爽やかな香りは期待以上の驚きでした! とっても気持ちいいっ。
この香りはとびしま海道産のレモンの精油とレモン農家「美藤農園」さんのレモンから抽出した蒸留水を使用しているのだとか。パンフレットを開くと右下に美藤農園の美藤敏明さんがちょこん(笑)。

肝心な泡立ちは? 仕上がりはどう?
デザインと香りで高ポイントを稼いでも、肝心なのは機能。泡立ち、指通り、仕上がりがダメでは意味がありません。レポートを続けていきましょう。

泡立ち。先ほども書いたように、優秀ヘアケアアイテムのこだわりポイントとして、「泡立ちの良さ」を挙げています。髪だけでなく、頭皮を洗うとき、指を立てながらゴシゴシ洗うなんてもってのほか!指通りを良くするためにもモコモコの泡は必須なのです。使ってみた感想ですが、泡の量は多すぎることもなく、少なすぎることもなく、丁度よい塩梅でした。もちろん、レモンの香りも続いていました。
洗浄のあとのすすぎについては注意が必要です。シャンプー全般にいえることなのですが、泡が残っているとかゆみや吹き出物ができてしまうのです。今や泡の技術も問われる時代。泡がすっと落ち、ベタつかないのが条件ですね。
そのニーズに応えるかのように、洗い上がりもさっぱり。ベタつくこともありませんでした。文句なしの合格です。



取材・文/長谷川真弓
イラスト/あやまる
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