Japanese Beauty第7回は、@cosmeユーザーに大人気のキャンメイクが登場します!プチプラで高品質、そして“日本のKAWAII”を象徴するコスメたち、その裏側に秘められたこだわりとは…!?
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2015年に@cosmeのベストコスメで殿堂入りを果たし、総クチコミ数12,181件(2018年1月15日現在)、ジェル・クリームチークランキング1位(2018年1月15日現在)という、キャンメイクの人気アイテム「クリームチーク」。第1章ではベストセラーの魅力に迫ります!
「クリームチークは、ある企画担当者の熱意が生んだ製品です」と、キャンメイクPR担当の山口裕紀さん。この担当者は、入社前からキャンメイクの「クリーミィチークス」を愛用し、自然な質感にいたく感動していたそう。「廃番になったあの名品を、現代版として復活させたい!というアツイ思いを抱いていました」(山口さん)
(キャンメイクPR担当 山口裕紀さん)
念願叶って商品企画に配属されたものの、クリームチークを提案しても、ボツばかりの日々。「それでも彼女は諦めませんでした。2013年頃に“スッピンメイク”が流行すると“今こそクリームチークの時代だ”と、企画会議でうったえます」(山口さん)
こうして実に4年越しでようやく商品化の機会を得たのが、クリームチークでした。
(クリームチーク 全8色580円)
とはいえ、当時はパウダーチーク全盛の時代。社内では“どうやって使うのか”“ベタつきそう”という、懐疑的な声があったそう。逆風のなか、担当者は“クリームからサラサラのパウダーに変わる”、かつてないテクスチャーに挑みます。
「目指したのは、発色が良く、肌になじむと透明感があって、長時間落ちにくいチーク。これら相反する要素を叶えるために、何度も何度もやり直し、ようやくベストバランスの処方が完成したんです」(山口さん)
中身にこだわる一方で、“お手頃プライス”を実現するのも、キャンメイクの使命です。
「メイク容器のなかでコストがかかるのが、“金皿”なんです。そこで担当者は、“金皿を使わず、プラスチックの容器に直接中身を流し込む”方法を採用します」(山口さん)
(左は金皿入りのチーク。右は直接容器に流し込むチーク)
金皿のコストが浮いたぶん、中身に費やし、ケースには“クリスタルカット”を施しました。
「あえてケースの“内側”にカットを入れたのがポイントです。売り場で光を反射してキラキラ輝いて見えますし、外側はころんと丸く、手のひらになじむんですね」(山口さん)
この内側カット、ケースの角までカラーがいき渡り、裏から見ると“お得感のある量に見える”という、思わぬ視覚効果もあったそう。
2013年にはケースのカット数を増やし、キラキラ感をアップ。フタのプリントは丸からハート型に進化します。「空中でハートを描くように、頬にちょんちょんとぼかしていく、そんな楽しい雰囲気を表現しました」(山口さん)
(初代ケース(左)と現行品のケース(右))
そして注目したいのが、フタをパチッと開ける“フック”の部分。よーく見ると、初代はダイヤモンド型、現行品はリボン型なんです…!「お客様が開けやすい形で、徹底的にかわいさを追求しました」(山口さん)
(フックはなんと“リボン型”)
発色や仕上がりだけでなく、ケースの細部にまでこだわり抜いたクリームチーク。ポッと上気したような仕上がりで、現在多くの女性に愛されています。「キャンメイクというと、クリームチークを思い浮かべてくださる方が多いのは、本当にありがたいことです」(山口さん)
クリームチーク誕生秘話、いかがでした? 次の章では、キャンメイクの歴史とともに、懐かしい初期のコスメをご紹介します♪