Chapter.4 キューティクル研究の進化版 1,000を超える処方から得た最新アプローチ[@cosme NIPPON PROJECT]

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Chapter.4 キューティクル研究の進化版 1,000を超える処方から得た最新アプローチ[@cosme NIPPON PROJECT]
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(花王ヘアケア研究所 主任研究員 渡邊俊一さん)

花王に入社してから毛髪研究一筋、髪の美しさにこだわり続けている人。それが花王研究所の主任研究員である渡邊俊一さん。2002年に入社後、毛髪研究を続けているスペシャリスト。2014年からはエッセンシャルの担当になり、今回のリニューアルを担当した。

エッセンシャルはキューティクル研究の進化とともに成長してきました。過去のCMでキューティクルが剥がれた髪の画像を流したのを覚えていますか?サラサラした髪のアップではなく、うろこ状態の髪のアップはインパクトがありましたよね(笑)」(渡邊さん)

当時にしては大変めずらしい試みだったが、このCMが女性たちの心をつかんだといいます。

「傷んでいる髪の状態がわかればケアの意識が高まる、というブランド側の想いが的中。女性たちが自分事として関心を持ってくれました。【キューティクル】という言葉が一般的に認知されるようになったのもこのCMのおかげなのです」(渡邊さん)

世界中の人々の髪の毛を見つめ、髪の研究をし続けている渡邊さん。髪の美しさについて改めて問うと、「キューティクルケアに尽きる」と言います。

「キレイな髪のひとつに【髪のなめらかさ】があります。たとえば、ブラッシングをするといつも髪の毛が引っかかるという女性の髪を顕微鏡で見てみると、うろこ状のキューティクルが剥がれ、からまってしまっているんです。キューティクルがきれいに閉じていれば、指通りの良い、なめらかな髪になるわけです」。

剥がれてしまったキューティクルを修復し、より良い状態へ導く製品を生み出すことが研究の使命、と語る渡邊さん。

さらに、今回の改良にはもうひとつのミッションがありました。「髪悩みに応える製品は今までも出しています。ですが、マーケティングチームからのお題は、技術にプラスして【お客さまの意識や生活が変わる製品】を世の中に出したい、という内容でした」(渡邊さん)

「困ったときの対処法ではなく、これからは予防の時代」と言う渡邊さん。「病気でもないのに予防法?と思われるかもしれません。ですが、より良い生活を送るための工夫をするのが賢い生き方。製品技術とお手入れ法の改善で髪のキレイは実現できる。それをエッセンシャルでかなえたい」と思うようになった」と渡邊さん。

注目したのは、【髪のからまり】を無くす処方。

「うねり、切れ毛、乾燥などのヘアケアの主な悩みは、髪の引っかかりやからまりが一因なんです。この悩みを解消できれば、髪のお手入れでストレスを感じることも無くなるだろうと考えました」(渡邊さん)

髪のからまりを無くし、しかも使い心地の良さまでもかなえた製品。「覚悟はしていましたが、このエッセンシャルは特に苦労しましたね」と振り返る。

ひとつの製品に1,000を超える処方を組み立てたのは、花王研究所のなかでも群を抜いているといたとか。

「毛髪研究はナノメートル(1ミリの100万分の1サイズの状態)まで計測しています。成分によっては0.01gの差でも髪の仕上がりが変わるため、気を抜くことはできませんでした。試作途中でもモニターさんに協力いただき、洗髪しながら細かくチェック。泡立ちから指通り、髪の仕上がりを見て何度も軌道修正をしました。まさに根気との戦いでしたね(笑)」(渡邊さん)

6月末、エッセンシャル新製品発表会が開催されました。新製品のテクノロジーの目玉は、花王独自の処方【オートセパレーションテクノロジー】。

「簡単に説明すると、髪を洗っている時から髪のからまりを無くしましょう、という成分を開発しました。通常、髪のからまりを無くすために、ポリマーやシリコンなどの油剤を髪に定着させてから指やくしなどでなじませるのが主な方法なのですが、今回は水に溶けやすく、水の中を自由に動きまわって、髪の1本1本に密着する成分を見出すことで、自発的にからまりがほどけるようになりました」(渡邊さん)

このテクノロジーをより体感できるのが「エッセンシャル スマートブロードライ」。ドライヤーで髪を乾かすステップのストレスを大幅に解消することに成功したとか。

「髪は水を含むと束になる性質がありますが、今回は1本1本からまず、しかも髪同士がくっつかないのでドライヤーの風が通りやすくなりました。モニター調査をしたところ、ブローの時間が以前より20%も短縮できたという結果も出ました」(渡邊さん)

ヘアケアの新しい価値を築くためにおこなったこととは?

「現代女性が求めているのは、いかに効率よくキレイな髪でいられるかなんです。良い製品を使うだけでなく、どのようにケアしたらいいのか…。これを解決してくれるのがこのシールでした」とプロジェクトリーダーの神谷さん。

「見てわかるように、このシールは【なりたい髪】ではなく【お手入れ解決法】なんです。速く髪を乾かしたいなら…、ヘアアイロンで思うようにアレンジをしたいなら…というように、製品を選ぶスマートさだけでなく、生活そのものを変えるアイコンになればいいなと考えています」(神谷さん)

「今の日本のヘアケア事情は、技術のうんぬんだけではダメ。生活スタイルそのものを変えられるような新しい価値を提案していかなければならない」と語る神谷さんの言葉は、日本のヘアケア市場、いや世界のヘアケア市場の新しい扉を開くきっかけになるかもしれません。生活習慣を変えるシャンコン、目が離せませんね。

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