ハイライトの基本の入れ方をメイク講師が解説

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ハイライトの基本の入れ方をメイク講師が解説
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初心者でもわかる、ハイライトの基本の入れ方を、メイクレッスン専門店「MAMEW(マミュ)」のメイク講師に教えていただきました。入れた方がいい場合と入れない方がいい場合についても解説します。

教えてくれたのは

経験豊富な講師を独り占めしてメイクスキルを学べる、老舗のメイクレッスン専門店。お顔の分析手法の一つとして、2007年より独自開発の「骨筋診断」とともにパーソナルカラー診断を取り入れている。メイクのプロが診断するので、似合う色やアイテムがわかるだけでなく、実際のメイクで実感できる垢抜け体験が魅力。東京・原宿にある@cosmeの旗艦店「@cosme TOKYO」1階のほか、新宿と銀座に店舗を展開。

ハイライトの役割とは?

ハイライトは、光の効果で顔に凹凸を生み、立体感ツヤ感を演出するメイクアイテムです。正しく使えば、顔立ちを美しく引き立てたり、気になる部分を自然にカバーしたりすることができます。

ツヤ?マット?ハイライトの種類と使い分け

顔の中で周りより高くなっている、光が集まる箇所(鼻筋など)にはラメパール入りのツヤがあるハイライトを、顔の中でくぼんでいて、影を飛ばしたい箇所(ほうれい線やクマ)にはマットハイライトがおすすめです。

ツヤタイプのハイライト

パールラメが光を反射することで、立体感ツヤ感を演出するタイプ。凸部分を強調したいときに適しています。

【使い方】
頬の高い位置・鼻筋・額・あご先など、周りより高くなっていて光が集まりやすい高い部分に。

今回使ったアイテム

ザ コントゥア カラー (パウダー)「BE300 ルミナスハニー」

ヴィセ

容量・税込価格 2.5g・990円 (編集部調べ)
発売日 2024/3/16

マットタイプのハイライト

パールツヤ感は控えめで、光を色で補うタイプ。自然な明るさを与え、光が当たりにくく影になりやすい部分をふっくら・明るく見せます。

【使い方】
ほうれい線・クマ・目元・口角など、くぼんでいて影を飛ばしたい箇所に。

また、明るめのコンシーラーを使って同様の効果を出すことも可能。コンシーラーカバー力が高く厚みが出るため、鼻筋など高さを強調したい部分に使うのもおすすめです。

マット系ハイライトをチェック

ハイライトの5つの効果

①ツヤを出す

パールが光を反射し、肌に自然なツヤを与えます。水分を感じるようなツヤ肌を演出したいときは、肌が自然に光を反射する箇所(頬骨上、鼻筋など)にハイライトを。

ベースメイクパール系の下地を混ぜて使うと、顔全体に自然なツヤ感を仕込むこともできます。

注意点

マット〜ソフトマットな質感の肌が似合う方は、ハイライトを足すと不自然になることも。また、十分にツヤ感が出るファンデーションやパウダーを使用している場合は、ハイライトは不要です。

②高く見せる

光が集まる場所は高く見えるため、鼻筋・あご・頬・額などにハイライトを入れることで骨格の立体感を強調できます。

注意点

ハイライトには高く見せる以外の効果もあるため、入れ方によってはバランスが悪くなることがあります。例えば、鼻筋に入れすぎると、鼻が大きく見える・目の距離が離れて見える場合も。顔全体のバランスを見ながら、あくまで元の骨格を強調する目的で使いましょう。

③広く見せる

広範囲にハイライトを入れると、その部分が広く見えます。まぶたや額に使用すれば、顔全体のバランスを調整する効果も。

注意点

入れる箇所によってはバランスが悪くなる可能性があります。例えば、目周りのCゾーンに広く入れすぎると、余白が増して顔の横幅が大きく見えてしまうことも。

④ふっくら見せる

膨張効果によって、くぼみや影のある部分をふっくら見せます。涙袋・目の下・口角・ほうれい線など、影になりやすい部分に効果的。マットハイライトがおすすめ。

注意点

頬など広範囲に入れすぎると、むくんだように見える可能性があります。

⑤レフ板効果で影を飛ばす

パール入りのハイライトは、光を拡散させて影や毛穴、クマを目立たなくさせる効果も。ナチュラルなツヤ感で、肌のアラを飛ばして美肌に見せます。

注意点

強いラメ・大粒パール・偏光パールは、毛穴に入り込んで逆に目立たせてしまうこともあるため、肌の状態に合わせて質感を選びましょう。

ハイライトを入れる箇所を写真で解説

入れるとよい場合と、入れない方がいい場合についてもあわせて解説します。

使うツール

細かい部分にもフィットさせやすいハイライトブラシを使ってのせます。

熊野筆 ハイライトブラシ

MAMEW(マミュ)

税込価格 5,500円

鼻根

高さが出ることで鼻筋が通って見えます。とくに目と目の距離が離れている場合は、ここにしっかり入れるとバランスがよくなります。

逆に目と目の距離が近い場合は、ここに入れると高さが出ることで余計に目が寄って見えるので、入れない方がバランスがよい場合も。

鼻先

鼻根から鼻先は一本の線でつなげずに、それぞれ点でのせます。とくに鼻根から鼻先の距離が長い顔立ちの場合、つなげることでより長い印象に見えることも。

逆に鼻根から鼻先の距離が短い場合は、つなげた方がバランスがよくなる場合もあるので、全体のバランスを見ながら調整しましょう。

Cゾーン

目尻やこめかみが暗く見えると、疲れて見えがち。Cゾーンにハイライトを入れることで、目もとを明るくハリがあるように見せる効果があります。

ただし、頬骨が張っているタイプの場合は、Cゾーンにハイライトを入れることで余計に骨張って見えるので入れなくてもOKです。

また、顔の横幅やこめかみの余白が気になる場合も、ここにハイライトを入れると余計に広く見えるので入れない方がバランスいい場合があります。

「C」型に入れずに、狭くピンポイントでのせて明るさを足す方法も。全体のバランスを見て調整することが大切です。

あご先

あご先が奥まっている骨格の場合は、ハイライトをのせて凸感を出すことでバランスがよく見えます。顔の横幅が気になる人には、縦幅を強調することでバランスを取る効果も。

ただし、あごが長めのバランスの方は入れることで余白が多く見えるので入れなくてOK。また、あごの骨がしっかりしている骨格の場合は強調されすぎるので入れなくてOKです。

鏡で見ながら角度を変えてみて、へこんでいるように見える部分にハイライトを入れるとふっくらして見えます。額が全体的に平面的な人は、真ん中(光が集まるところ)に入れます。

元々額が丸い方はあえて入れる必要はありません。また、額が広い人はより広く見えるので入れすぎない方がよいでしょう。

目の下

目元のくすみやくぼみを、明るくふっくらと見せます。骨の上にのせると膨張して見えるので、骨の内側に逆三角形にのせましょう。

目元は皮膚が薄くよれやすい部分です。パールがしっかり入ったハイライトは乾燥して見えたりシワが目立ったりするので、マットタイプがおすすめです。

目元

ラメパールが入ったアイシャドウでもOK。黒目の上に入れることで、丸みと明るさが出てメリハリがつきます。

涙袋には、パールラメ入りでキラキラと華やかに見せても、マットタイプで自然に縦幅を出すのも◎。好みにあわせて選びましょう。

取材協力:パーソナルメイクアップサロン MAMEW(マミュ)

(アットコスメ編集部)

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