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クチコミ
冬、スーツなどのフォーマルスタイルで装う時は
五番の香水(小さなスプレイタイプ)をよく使います。
肌には過酷な季節でも、香水にはうってつけの冬。空気も程よく乾いて、
ジャスミン香がべたっと重く濁らないので五番には丁度良い季節です。
北欧の白夜・オーロラにインスパイアされた香りとか?確かに冬の雰囲気…
ココが求めた‘女の肌‘のあたたかな香り… 確かにそんなイメージ。
私がはじめて五番と出会ったのはモスクワの空港、
美大の卒業旅行でした。シャワーが壊れていたホテルに泊まったので、
レニングラードに着くまでにコロンで体拭いてサッパリしたいと思い立ち
ふと購入したのが五番。いわゆる免税店のような空間でしたが品揃えも
少なくてこれしかなかったような記憶も…仕方なく購入した品でしたが、
到着したレストランでは店の男性陣にかしづかれ丁重に扱ってもらえましたねぇ、千鳥格子のスーツによく似合う香りでもありました。正統派シャネルスーツにジャストフィットする設計でしょう。完璧なグランドデザイン!
私の数少ない経験から感じるのは、海外ではシャネル5やカボシャール、
レールデュタン、ミツコといった銘香を上手につけこなすことで、快適で
丁重なサーヴがうけられる特典がうまれます。
これは女として嬉しいことであり当然の権利でもあると感じています。
二十歳、あのレニングラードのレストラン以降、私はつねに普遍的な美しさを意識する、賢く 欲深い活力に満ちた女性でありたいと痛感しました。
また、どうみてもこれは正真正銘‘昼の香水‘であると思います。
マリリン・モンローの有名なセリフは いってみればマトメ買いに走るアメリカ顧客に対してフランス側が呆れ返った象徴的なエピソードだったと聞きました。それを伏せ庇うことなく、あえて世界に公表することが、傍若無人かつ大味なアメリカおよび成り上がりハリウッド女優への痛烈なアイロニーであった と。
明らかにキリリと清楚でアクティヴな昼の香りである五番を、夜つけるというチグハグ振り・とんちんかんっぷりを嘲ったというわけですか・・・
たしかに良識やバランスを欠いた彼女の感覚およびアメリカ人の無頓着な雑食ぶりについては度肝抜かれますね?フランス人は影でそんな連中を思い切り笑い飛ばしていたと聞きましたが、今日あの名セリフがここまで強い認知度をもつといまやどっちが正しいのかは謎になりそうですね。
名香と誉れ高い香水の中には、気軽なトワレやコロンの方が素敵なものも
多くありますね。しかしこと五番に関しては香水が最高!
五番ならではの柔らかさ・滑らかさ・しなやかさが余すところなく発揮され
ラストノートの麝香っぽい暖かな温もりに包まれる瞬間は至上の歓喜です。
これがまた昼にもいけるという威風堂々な麝香トーンであることもポイント高しでしょう。いうまでもなくシンプルなカットのボトルも最高に素敵♪
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