資生堂 / コークチュール　ルージュ 口コミ

モニター画面に顔画像を取り込んで、
顔型、目鼻の造作、肌の色?などを参考に、自分だけの口紅を作成!?というコンセプト。
とっても楽しみにカウンターに向かいました。

−総評−
照明が大して明るくない場所で顔を撮して画像データとして取り込んでも、
証明書用写真の様に、肌の色がかなり汚い色に映るんですよね。
なので、私にはその妙な肌色の中の唇に似合ってるのかさっぱり？？でした。
液晶モニターは個体ごとに色も変わってくるものですし、
カメラによっても黄みが強いとか青みがつよいとかありますよね、
せっかくのコンセプトなのに、所詮はお遊びといった感じでした。
どうせやるのなら、照明をきちんと整えて、明るい自然な光で撮影した画像のもとに、
色をとっかえひっかえして比べさせて下さいませ。

出来上がってきた口紅は、結局色を作成せずに、
コークチュール　ルージュの見本色の１つをそのまま口紅にして貰ったので、
納得した色ではありますが、オリジナリティには欠けて、少々残念でした！
塗り心地は、のびもよく、発色もよく、
香りも普通の資生堂系の口紅のもので強くもなく、なかなかいいと思います。


−詳細−
これ、表参道のコスメティックガーデンでカラー診断に使用してるものと同じみたい。
そこはショールームなので、口紅やシャドウ等、似合うカラーの測定が出来るのです。
確か証明書用写真を撮る様なところに1人で座って、自分の顔を画像としてとりこみ、
今回BAさんが入力した作業を、全て自分で入力するというもの。
でも、まさに証明書用写真の色の悪さ。顔色は黄黒く映り込んでしまい、
カラー診断に使う私の顔色ってこんなに悪いの？と、当時もへこんだ記憶がありました。
今回も、データの取込方、画像の照度の低さも当時と一緒。少々拍子抜け、楽しみが半減。
せめて外の太陽光と同じ明るさで撮した顔画像を取り込んで欲しいものです。
だって画面の中の私って、顔が黄色い〜黄色くて黒い〜!!!
会社のトイレの鏡に映す普段の顔の方がよっぽど色白というか明るい肌に見える…。
そのカウンターがどれだけ照明が当たっている場所かにもよるのかな。

で、肝心の「オリジナルの色」を作る工程とは…、
取り込んだ顔画像を元にカラー診断でオススメ色が出てくるので、
それと自分の好みや欲しい色とを鑑みて、実際に用意された20色？程のパレットから、
お好みで色を混ぜて口紅を作成…といったもののようです。
画像に取り込まれた自分の顔の唇に選んだ色を乗せ、
その色を基本として、少し濃いめにするか淡めにするか、
赤みを濃くするとこう、オレンジっぽくすると…と唇の色を画面上で自在に変化させ、
BAさんと一緒に唇の色を客観的に見て判断して決めるわけですが、
何度も言います様に画面が暗くて肌の色がいつもと別の感じになっている為、
いまひとつ顔にあってるのかあっていないのかわからなくて…。

実際に１色唇にぬって、上に他の色を重ねて確認しては全部落とし、
また基本色から塗り直して別の色を重ねづけして…を2〜3色ほど試してみました。
夕方前で混んでなかったのですが、所詮は人が行き交う場所の百貨店のカウンター、
居心地も微妙ですし、更にBAさんも、だんだんぞんざいになってきて、
唇の半分にこっち、もう半分にこっちをつけてみましょうか？などと言いますし。
そうなると、ほんとはあっちの色ももう一回試してみたいなー、
その上この色を重ねたらどうかなーと思っても、
また口紅を全部落として、イチから塗り直して貰うというのが躊躇われます。
勿論、とことん納得いくものは欲しかったのですが、気疲れして諦めました。

それに唇の上で重ねて納得した色と実際出来上がってくるものとは
所詮、色の割合が違ってくる様な気もしますし、
画面上で確認できる合成色は更に不確かなものでしかなく、
作成するものの実際の出来上がりが気に入るかどうか、甚だ疑問になってきたので、
結局は他の色と混ぜて色を作って貰うのはやめ、
既にパレットにあった、基本として使った色を、そのまま決定色としました。
パレットの色は全て、今まで商品化されてない色ですからとは言われましたが、
出来あいの色を選んだだけでは、私だけのオリジナル！とは到底思えないので、
なんとなーく損したような、つまんないような。
顔に似合う色の口紅が買えたのですから結果としてはいいんですけどね。
それから、イニシャル等を入れてくれるという事で、
当然口紅本体のケースに刻まれるのかと思いきや、
新品の口紅なら必ずある紙の箱に、イニシャルが印刷されてるだけでした。
　　？？？
エスティローダーでは、
ファンデーションのコンパクトケースにイニシャルをその場で入れてくれたりしてるのに、
資生堂さんは紙の箱？
わざわざ「文字をお入れしますので決めて下さい」と書かせたのに？
と、ちょっと疑問符がたくさん飛び交いました。
だって使い始めたら、紙の箱って捨ててしまうものじゃありません？
なのでここにイニシャル入れてくれても、ちっとも嬉しくなーい。
出来上がりを取りに行った際、BAさんが間違わないで渡す為だけじゃないのかしらん？

最新の技術でも取り入れて、素晴らしいオリジナル作品が出来るような、
そんな過度な期待をしてしまった(苦笑)上に、前にも体験した診断方式だったのも伴って、
なんだ、こんなもんか〜と、少々ガッカリでした。期待する方が悪いかな？

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