カルティエ / パンテール 口コミ

こちらの香りには、皆様素敵なコメントをされるので、
少し恐縮しながらのコメントです。

「パンテール」＝「パンサー」
こちらは豹をモチーフにした、カルティエの代表的なデザインモチーフの名を冠し、
１９８７年に発売されたフローラル・アンバリーの香り、との事。

このデザインを手掛けた方が毛皮好きであったことから、
パンサーというあだなであった…という小話もあるそうですが、
そんなエピソードの影響もあるのでしょうか？
こちらの香りには、毛皮をさらりと着こなす美しい女性が行き交う、
社交界の香りという印象を抱きます。

クラシカルでフォーマル向きの香りですが、
伝統・重厚感は香りの変化と共に和ぎますので、
不思議と古臭さは感じられません。

ベルベットのように重厚でありながら、華やかな香り立ちには「気品」を、
揺ぎ無い安定感には、「強さ」と「存在感」を感じます。

「気品」も「華やかさ」も「強さ」も「存在感」も、
私が纏うとこちらの香りには、全てが負けているような気がしてきますので
専ら在宅時に「聞き香」を楽しむ香りとなっておりますが、
その高い完成度には、いつも唸らされてしまう香りです。

「名香斯く在るべき」と教えられるような香り。

正に香りの「格」が、他の香りとは異なるような気がします。

☆７つ付けましたのは、香りの完成度に対するもので、
皆様にお勧めできる香りという事ではありません。

生涯を通して使える、フォーマル向きの香りをお求めの方に、
お勧め出来ると思います。

T：ピーチ、プラム、ブラックカラント、ジンジャー、ペッパー、コリアンダー
M：ローズ、ジャスミン、ナルシス、チュベローズ、ガーデニア、ヘリオトロープ、カーネーション、イランイラン
L：ムスク、サンダルウッド、シダーウッド、バニラ、アンバー、トンカビーンズ、パチョリ、オークモス

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