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クチコミ
追記:
グリセリン含量濃度について追記します。
ケインズ 99.8
薬局G 99.6%以上です。
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保湿剤として、手作り化粧品を作るには基本中の基本ですね。
簡単に言うと、甘いアルコールです。食品にも使われます。
水にも油にもなじむ性質があります。
水にこれを添加すれば、シンプル化粧水の出来上がりです。
安価なので惜しげなくコットンパックもできますよね。
添加量は3〜5%。
10パーを越すと、かえって肌の水分を奪いますので注意です。
可燃性で、吸湿性が高いですので取り扱いにも少し注意。
面白い性質ですよね。乾燥した時期は、空気中の
水分を集めて、肌を保湿してくれます。
しかし、添加量が多すぎると、逆に肌の水分を奪って
空気中に放出してしまうとのこと。多けりゃいいってもんではないんですね。
保存は基本的には常温で大丈夫だそうです。
期間はメーカーによって差があり、たとえばマンデイムーンさんだと
たしか3年。ピーチピッグさんだと1年だったと思います。
いろいろなグリセリンを使いましたが
(結構差があるんです…粘度とか濃度とか使用感とか)
自分が使った範囲では薬局Gとケインズさんが良質でした。
植物性の天然グリセリンと、石油を原料とする合成グリセリンがあって、
一応確かめて買っているという方がいましたが、
むしろ今は石油のを探すほうが難しいのでは?
医療分野は純度の高い石油由来の
グリセリンを使うようですが、一般に
流通してるのは植物性なので、
石油を避けたい方も安心して使っていいと思います。
わたしは、肌の保湿にはグリセリンは基本的に使いません。
トレハロース、ラフィノース、ベタイン、セリンや
BGやPCAソーダのほうが好きなのです。
不思議に思ったことありませんか?(わたしだけかな?)
10パー以上の配合はタブーとされてるのに、
化粧水、乳液、美容液、クリーム…と
ひとつひとつは3〜5%程度でも、塗っては乾かし、重ねづけすると
結構な蓄積量になる気がするんですよ。
だから、わたしはあまり手作り化粧水にはグリセリンを多用しません。
使用感もインナードライには他の保湿剤のほうが効く気がするし。
じゃあ、画像1のように、こんなペットボトルで大容量
買ってどうするんだよ、というと基本的にグリセリン抽出をして、
クエン酸リンスに使うのです。
植物エキスのグリセリンとクエン酸で、石鹸シャンプーのリンスにすると
最高です!
もちろん単純にグリセリンとクエン酸やお酢だけでもいいリンスができると思いますが、抽出しとけば意外といろいろ重宝なのでやってるだけです。
大好きなアムラパウダーのところにも口コミしましたが、
そのままハーブパウダーとグリセリンと、クエン酸と混ぜてペースト状にして
直接塗ったりしちゃいます。
これは、ろ過もしないで、ざらざらのまんま。ワイルドにぺたぺた塗って、
シャワーキャップかぶって、数分おいて流します。
写真手前のビニールの中の謎のペーストは何かというと、
ろ過されたローズヒップの残骸。
ローズヒップのグリセリン漬け。きっと甘酸っぱくておいしいだろうな…(笑)
フィルタでろ過したあとの副産物ですが、捨てるのもしのびないので
お茶パックに入れて入浴剤にしてます。お湯が柔らかくなるのです。
ミョウバンやハッカ油もいいですが、こんな甘い入浴剤もたまにはいいですよー。
生薬やハーブをグリセリン抽出したものは、もちろん肌の保湿にも使えます。
ローズヒップやハイビスカスは、写真だとほとんど真っ黒になってますが、
クエン酸で薄めるときれいな赤リンスになります。
化粧水レベルまで(3パー)薄めると、せっかくの色が消えてしまうのが
残念だなあと思いついて作ってみたのがローズヒップの赤い美白化粧水。
(画像2)
赤い化粧水って面白くない?と思い立って
ローズヒップのグリセリンにハイビスカス抽出精製水やビタミンCやら
ザクロエキスやらエーデルワイスエキスやらを足して、ついでに
ハマメリスエキスで毛穴引き締めとエタノールによるさっぱり感を出し、
真っ赤な美白!ナイスアイデア!と思ったら、
赤い美白ってのがすでにあるとか。しかも相当前から。
ちっ。
まあいいや。どうせおおやけには他人にプレゼントさえできない。
薬事法ひっかかるから自分で楽しむことしかできないし。
グリセリンには今後も長くお世話になることでしょう。
いろいろ工夫しつつ、楽しいコスメライフを送るための
伴侶アイテムのひとつです。
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