ポール・スミス パルファン / ポール・スミス ローズ 口コミ

ポールスミスのフレグランスは
『ポールスミス ウィメン』を5年以上前に使ったことがあります。
こちらはローズをメインにした作品ということで、
ローズが好きなので購入しました。

トップは、生花のローズ、バラの花束で感じるような香りが楽しめます。
ローズが素敵な香水はいくつもありますが、
それがメインに感じられなかったり、化粧品っぽさを感じたりします。
『ポールスミスローズ』の『スプレーした瞬間/直後』については、
いい意味で生々しくローズを思わせる作品になっています。

しかし数分後には、グリーンティの香りが漂い始め
ローズの香りが弱まっていきます。
この部分の甘みは名前の影響もあるかもしれませんが、
エリザベスアーデンの『グリーンティ』に感じる
甘めの柑橘の香りを思わせます。

それに重なるようにミドルあたりからは、
男性的に感じるタイトなヴァイオレット、
濃厚なマグノリアがかなり強く主張してきます。
個人的にこのあたりが少し苦手で、購入直後の就寝時につけた時に
「香りがちょっと邪魔かも」と感じたほどです。

ラストは、シダーウッドにムスクらしく
始まりはバラの花束を思わせた香りでしたが
最後は跡形無く全く違う香りで締めくくられています。

『ポールスミス ウィメン』でも感じた、
どこかにありそうだけどちょっとクセのある香り…
というのがこちらの作品でも感じます。
そのため、純粋にローズを楽しみたい方にはイメージが違うかもしれませんが、
一般的に受けやすいローズのフレグランスです。

持続は5-8時間くらいで、
私の場合はミドルからの変化がとてもゆるやかです。

ボトルは、シンプルで飽きのこないデザイン。
ボディはクリアで底にかなり厚みのあるガラス製、
ブラックで商品名が入っていますが文字の配置に少しひねりがあります。
キャップはシルバーでサイドに溝が何本も入っています。
外側は金属製で重みがあり、その重厚さで高級感があります。
上部にロゴ。

似合う世代は20代。
ローズというと華やかだったり、フェミニンな印象ですが、
こちらの香りは流れにそこそこメリハリがあるので
幅広いファッション（ジーンズもアリ）に対応すると思います。
香りの後半になんとなく感じる物憂いさ。
若い女性が夕暮れどきに物思いに耽るイメージ。


■サイズ：約φ48×h95mm[30ml] フランス製。

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