ビーエスコスメ / ピーリング剤 口コミ

グリコール酸のケミカルピーリング剤です。
AHAには数種類あり、なかでもグリコール酸や乳酸がよく使われます。乳酸よりグリコール酸の方が一般的で、施術で使われるものもグリコール酸が多いです。
ピーリングの強さで言えばグリコール酸＞乳酸です。これは、乳酸よりもグリコール酸の方が分子量が小さい為に、肌の深くまで到達するから。シミやシワが対象であれば浅いところで作用する乳酸ピーリングでも十分です。乳酸の方がグリコール酸と比べるとまだ副作用も低いですし。乳酸は日本薬局方のものが手に入ります。
グリコール酸はただ表皮の角質を剥がすだけではなくて、真皮にも影響を与えます。

ピーリングに使う場合、その商品のpHを確認する必要があります。
たとえフルーツ酸が入っていても肌のpH値（つまり4.5）以上ある物は、角質剥離はしませんのでピーリングとしては役に立ちません。酸の濃度と併せてpHでもその働きが左右されます。

私のピーリングの目的は鼻の毛穴の開き。
約一年ちょっと角質培養からごくシンプルなケアで過ごしました。乾燥肌は治り、以前は刺激を感じた幾つかの化粧品もバリア機能が強くなった（正常になったとも言う）お陰で全く刺激を感じなくなりました。しかし、毛穴だけはほとんど改善していません。そもそも角質培養的なケアは肌の基礎力アップには有効だと理解していましたが、毛穴の開きも改善するという理屈までいくとこじつけているとも思えたのではじめから期待していませんでしたけれど。
皮脂分泌の多い場所の開きっぱなしになった毛穴には、毛穴汚れを排出→皮膚を活性化→引き締めを繰り返す事で改善の道が開けます。既にぽっかりと開いてしまっている毛穴は自然なターンオーバーに任せて閉じるのを待っていても無理です。
そして、酸性ピーリング後には引き締めとして弱アルカリ寄りである水溶性ビタミンC誘導体（なかでも、毛穴にはリン酸アスコルビルMgが良し）が適しているのではないかと思います。
ピーリングをした肌は当然のようにバリア機能が低下しているので、保湿と紫外線対策は非常に大事で、この２点は普段以上に気を遣ってケアをする必要があります。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

5%と10%の両方の濃度を使用しました。
両方とも、ピーリングにはつきもののピリピリとした刺激を全く感じなかったので拍子抜けしました。コレは本当にピーリングされているのかと疑ったほど。ピーリングは文字通り角質を無理やり剥がす状態になるので多少の刺激は伴って当然、むしろある程度の効果を望むなら必要だと思っているのですが…。
ちなみに、だいぶ昔にどこかのピーリング石鹸を使った時は皮膚の薄い部分には耐えがたいほどの強い刺激を感じた経験もあるので、人一倍、丈夫な肌というわけではありません。その当時が敏感肌だったせいもあるかもしれませんが、こちらの10%の方はグリコール酸濃度10%でpH3.1の強酸性を示すということなのにこの刺激の無さには疑問を覚えました（刺激を感じると仰る方が多い中で私が刺激を感じないのは、結局バリア機能が回復しているお陰かもしれないと前向きに捉えています）。
とはいえど、毛穴の開きにははっきりと変化が見えました。使用をすることで黒ずみも角栓も一時的に除去されるために、これらに押し広げられていた毛穴は物理的に小さくなります。ただ、保湿も念入りにやっていたのでこれがピーリングだけの効果なのかはわかりません

ホームピーリング系商品には、使用頻度は週に１〜２回程度と書いてある物が多いのですが、私は5%と10%を毎日交互にやっていた上に、さらに指定時間の5分以上置き続けていました。30分くらいｗそれでも全く平気ですし、その後も現在に至るまで何のトラブルもありません。あくまで私の肌に限り。

お店の説明には「5〜10mlが1回分です。」とあります。つまり、10mlを選ぶと１〜２回分しか使えない計算になりますが、実際に使ってみると一度でそんな量を使うことはまずありません。こちらを購入した際に1〜2ml?程度のサンプルもいただき、まずそちらを使いましたがサンプルでさえ、ゆうに10回以上使用してもまだまだ残っています（ただし私が使用しているのは鼻のみなので、全顔となるとまた違ってきます）。
グリコール酸によるピーリング商品を求めているならば、ほぼ純粋なグリコール酸ピーリングが出来る上にとてもお手頃価格だと思います。

使用した商品

• 現品