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クチコミ
今年の8月は20日間以上、夏風邪で体調を崩し、カレーのスパイシーな匂いも鰻や焼鳥の香ばしい匂いも全く分からず、ましてや自分の為のフレグランスの香りも全然分からない鼻づまり状態から復帰し、購入した物がこちら。
カルヴェンは1946年にマダム・カルヴェンことカルメン・デ・トマソが設立したクチュールメゾン。1947年にはグレース・ケリーも愛用したカルヴェンを代表する香りMA GRIFFE(マグリフ)がある。
2013年発売のル・パルファム オードパルファム、今回のロードトワレ オードトワレを手掛けたのはフランシス・クルジャンだったと今回知りました。
昨年2014年の10月に発売になったロードトワレ オードトワレは、これからの夏が終わりへと向かい、すぐそこで待っている秋への夕暮れ時に似合う香り。
1時間も持つか持たないかの香りの儚さも夏の残光の様だ。
香調はフレッシュフローラルムスクだけれど単純に優しいだけのフローラルさは香らない。ホワイトヒヤシンスとウィステリアに僅かにイタリアンレモンとオレンジが魅せるシトラス調が過ぎ行く時間への切なさをかきたてる。
とても軽やかなのに、都会的なウッディさと、感じるか感じないか位のムスクが街中の雑踏にも溶け込む。
真夏の昼間にも合うのかと思っていると何だか少し違和感がある。
香りと匂いのある世界へ復活したばかりだからだろうか…
違う…この香りは切なさを余計にかきたてる。
私が堪能出来なかった夏を惜しむかの様。
シトラスがシトラスと分かる様には香らない所がにくい。
クルジャンの作品だから、夕暮れ時から夜になるにつれてカルヴェンのパルファムを重ねても深みが増す気がする。
ほんのり、ほんのりスパイシーさもラストに香る。
秋へのプレリュード。
香りが分かる幸せを噛み締めたグリーンのボトルのカルヴェン ロードトワレ。
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