オーブ クチュール / デザイニングインプレッションアイズ 口コミ

オーブのピンク系も良いですが、限定のグリーン572を特に気に入っています。

なかなかここまでシアーなペールグリーン、ミントグリーンというのが無いので
とても重宝しています。
最近のグリーン系は、カーキ寄りだったり深い抹茶色だったり
かと思えば濃い青みがかった発色だったりで、春夏カラーというよりも
どちらかといえば、秋冬カラーのアースカラーがベースになった色展開が多いです。
そのため、くすんだり疲れて見えたりしがちでグリーンを避けていました。

けれども、こちらは目の周りがパッと明るくなる、透明感の出る絶妙なカラーで
春夏の服装に合わせやすく、特に夏場は涼しげな抜け感もあってよく使いました。
パレット全体に奇抜な色が入っておらず、ラメが激しすぎることもなく
デイリー使いにピッタリでした。

シアーでパステル系のグリーンだと、白っぽく不自然に瞼が強調される物もあります。
目の周りだけ白っぽいメイクは、かなり流行遅れの感が強いです。
その点、こちらは白っぽく膨張して発色するのを抑えつつも明るい発色で、
正に絶妙としか言いようがありません。

欠点は、オーブのアイシャドウは価格の割に粉質が粗く、瞼に塗る際に若干の粉飛びあり。
しっかりベースを塗ってからメイクした方が良いです。

しかしながら、オーブは色展開がとても優秀だなと感じます。
この色番以外のパレットも、どれも日本人の黄味がかった肌色を綺麗に見せる、
上手な組み合わせになっていると感じました。
加齢により、黄味が少し増した肌にも合わせやすい色展開になっていて
よく研究されていると感心します。

ケイトやヴィセなども、パレットを見ると大変魅力的で綺麗な色が多いけれど
実際に40代の私が瞼に乗せると無残の一言。
変に顔立ちがきつく見えてしまったり、ブラウンやグレーを基調とした色展開で
やたら彫りが深く、ともすれば険しく見えてしまったり。
優しくなりがちなピンクやオレンジ系であっても、どこかしっくりきません。
やはり若い人の顔立ちや肌の色、髪に合いやすい色展開だからでしょうね。

若い時は、プチプラのアイシャドウでもそれなりに満足できたのですが
歳を重ねると瞼がくすんで、本来の発色が綺麗に出なかったり
瞼のハリが低下することから、上手く滑らかに塗れなかったりします。
その辺りの悩みを自然にカバーしてくれて、若い時とは違う30代後半以降でも
しっくりと綺麗な仕上がりになるところが良いですね。

トレンド感を押し出したメイクではないけれど、好感度が高かったり
誰もが安心できる無難な路線だったり、そこがオーブの強みだと感じます。
肌色が綺麗に見えるところも40代には嬉しい点。
特にテクニックが無くても、ガイド通りに色を重ねれば綺麗な仕上がりになるので
その簡単さもまた親切で気に入っています。

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