セルジュ・ルタンス / フェミニテデュボワ (Feminite du bois) 口コミ

[トップ]　シダーウッド、オレンジブロッサム、ピーチ、ハニー、プラム、ビーワックス
[ミドル]　シダーウッド、クローヴ、カルダモン、シナモン
[ラスト]　-

遂に現品を購入したので評価を入れます。

私はコレクター性分を全く持ち合わせていないタイプらしく、香りに関しても使えるかどうか何度も量り売りで購入して確認し、使えると判断してから現品を購入するタイプです。

何を確認しているかというと、装いと香りが矛盾していないか。

私にとっては香りは"ウエア"の範疇なので。

この香りも量り売りで何度も試していたのですが、第一印象はこれは是非とも和装の時に纏いたい、でした。

実際に和装の際にはこの香りを纏っていましたが、そういった機会は年に数度もないのでフルボトル購入を躊躇していましたが、自分の普段の装いとこの香りが上手く釣り合ってきたので遂に購入に踏み切ったというわけです。

私は一年を通してホワイトフローラル系の香りを好んで使っていて、店頭に行くまではアラニュイと迷っていたのですが、店頭で改めて嗅ぎ比べてフェミニテデュボワに決めました。

香水をフルボトルで購入するのは久しぶり。

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こんなに優しく穏やかなウッドの香りがあったなんて。

ウッド系の香りって特有の男性性(だんせいせい)というか、無骨な印象を持っていたのですが、フェミニテデュボワはフルーツの甘さとフローラルが淑やかに重なって得も言えぬ和やかで円やかな、フェミニンな香りになっています。

ウッド系の香りの固定観念を覆す香りでした。

優しくまあるい香りなんです。

こういう女性性(じょせいせい)が感じられるウッド系の香りもあるんですね。

1992年発売なので四半世紀近く前の香りなのですが、ちっとも古臭くありません。

こういう上品でフェミニンな香りが23年前にあったなんて。

私の肌の上ではトップ〜ミドル〜ラストとずっとシダーウッドが穏やかに香り、あまりスパイスは強く香らず、最後まで柔らかい甘味を感じました。

とっても良い香りです。

フェミニンな香りではありますが、男性が纏ってもとっても素敵だと思いますよ。

生半な男性には似合わない、とも思いますが。

落ち着いた香りではあるけれど、老けた香りではなく、とはいえ有りがちな若々しさとフェミニンとも違って、スパイスが絶妙に効いた淑やかな香り。

EDPを購入したのですが、Pも欲しくなってしまいましたが今は廃盤となっているようで残念至極です。

復刻して欲しいですねえ。

使用した商品

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