ロレンゾ・ヴィロレッツィ / タンドネージュ 口コミ

歳を重ねることにパウダリーな香水を好む様になった今の私にはぴったりの香りです。
10年以上前に試した時は、中途半端に甘くて爽やかさも全然なくて粉っぽくて…何の香りとも例えられぬヘンテコな香水だなーとそっぽ向いていたっけ。

そして10年後に改めて入手したら、不思議と落ち着く好みのタイプ！
私は、第一印象はラルチザンパフュームのジュール ド フェットを彷彿とさせる様な、アーモンドに砂糖衣を纏わせたドラジェを思い起こしました。
カラコロっとした乾いた砂糖菓子。

肌に馴染むと、粉石鹸の香りや少しお化粧品っぽい香り、トップのアーモンド菓子風な甘さと粉っぽさがくるくる現れて、捉えどころのない不思議な雰囲気。
ノスタルジック且つファンタジック。少し燻んだペールトーンに包まれたおとぎ話の景色が広がる、そんな世界観。(私の勝手なイメージ…)
終始ドライな香り立ちで、もしかして夏場もいけるかも？と思ったりしてしまうほど。
肌に馴染んでも湿っぽさが出てこないので、一日の終わりにも重苦しくならないのがとても良いです。

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