キリアン / ラブ ドント ビー シャイ オード パルファム 口コミ

キリアンはまず、フラワーオブイモータリティがあまりにも好みの香りで…
レビュー時は量り売り購入でしたが、その後フルボトルを購入しました…！
DiorやらCHANELの香水が3、4本くらい買えちゃうお金が一気に飛んで行きましたが…

しかし…物欲とは恐ろしいもので
「へぇ。カリス・ベッカーはキリアンで他にも調香を担当してるんだ。」
「リアーナもキリアン使ってるんだ！ラブドントビーシャイかぁ…」
「な？！なんだってぇ？！リアーナと会った人たちが、『リアーナはものすごくいい香りがする』『天国のような香り！』と言っている、と…！」
「ギモーヴ！ギモーヴの香りなの？！（ギモーヴ大好きなんです…）」
というわけでケチな私は量り売りを購入（またか！笑）

とにかくもう、「リアーナがラブドントビーシャイを愛用しているようで、それはまるで天国にいるような香りである」という情報の勢いが強すぎて！

しかし、試してみると…あぁ…
とにかく強い…！強くて甘い香り。。

しかし、「これこそがグルマン系の最前線」なのではないか、とも思います。

フラワーオブイモータリティとの比較になってしまうのですが、
フラワーオブイモータリティはトップはフレッシュな桃。そして、ミドルは体温と交じり合うようにして桃が熟してゆき、ドライダウンでは焼き菓子のような香ばしさのある（これはトンカビーンの香りだと思います）香りと共に、まるで桃タルトのような甘すぎないグルマン要素がほのかに混じって消えてゆきます。香り持ちはあまり良くないけれど、強くなく優しい香りなので、家族や周りの人に好評です。

対してラブドントビーシャイは、超！パワフル！
それでいて香りの変化がおもしろいです。
つけてすぐは、柑橘系の香りとネロリのフレッシュな香り。
かと思えば、ちょっとスパイシーな、怒涛の甘さ！
けれどハニーサックルなどのフローラルも混じっている感じがして、清潔感があります。
このミドル？の甘さはバニラとはまた違っていて、これがギモーヴをイメージしたものなのでしょうか？ギモーヴというより砂糖菓子のようでもあります。
ラストは、ほっとするようなバニラの香りで終わります。

不思議なのは、ラストのバニラの「ほっとする」感じ。
ミドルがバニラ以上に甘くてハラハラさせられるような香りだったからなのか、それとも、香料の合わせ方が絶妙なのか？
とにかく、ラストノートのバニラが、トローンと夢心地にさせられるような香りでした。

もしかしたら、リアーナの「天国のような香り」は、このラストノートかも。
確かにこれはとても良い…

しかし、この香りをフルボトルで買うか？となるとまた別の話かなぁ（トムフォードの香水レビューもこんな感じでしたね私…）

これもカリス・ベッカーの調香ですが、
カリス・ベッカーは、Diorのジャドールや、トミー・ヒルフィガーのトミーガールの調香もしているんですよね。

私はトミーガールやジャドール、そして、フラワーオブイモータリティが好きかな。
こればっかりは、もう本当に好みの問題ですよね。

フラワーオブイモータリティは、新鮮でフレッシュな桃をサッと煮ただけのシンプルで素朴なコンポートのようで、
ラブドントビーシャイは、美味しくてボリュームたっぷりインスタ映えも抜群！のパフェみたいな感じだと思う。

…でね？
（以下は蛇足なので読み飛ばしていただいても構わないです。）
Oil Perfumeryという北米を拠点とするフレグランスオイル専門の会社がありまして。
そこのカンパニーでは、有名で高価なフレグランスメゾンのデュープ（高価なブランドの代替品）のフレグランスオイルをたくさん出しているんですが…

私はそこで、フラワーオブイモータリティの良質なデュープを入手してしまって。
これが本当によく似てるというか…再現度が凄まじく高いのです。

しかも、10mlで3,100円、60mlで13,500円（送料別）という安心価格。（香りごとによって微妙に金額が変わるのがまたリアルです…）
当然ラブドントビーシャイのデュープオイルも扱っていて、私は購入していないのですが、レビューを見るとやはりこちらもかなりの再現度のよう。

なので、「キリアンの香りすごく良い！けど高くて手が出ない…」という方にはおすすめです。

キリアンも、最近偽物が多く出回っているので。
ちなみに私は、キリアンのフラワーオブイモータリティのフルボトル現品を買ってから、Oil Perfumeryの存在を知りました。笑
でもキリアン本品も大切だし、両方とも大事に使います。

使用した商品

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