Chapter.4 「さらなる使い心地の良さを求めて」新ファンデ3つのこだわり[@cosme NIPPON PROJECT]

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Chapter.4 「さらなる使い心地の良さを求めて」新ファンデ3つのこだわり[@cosme NIPPON PROJECT]
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江原道を代表するアイテムのひとつ、ファンデーション。その最新ファンデーション「マイファンスィー アクアファンデーション」の商品開発を担当したのが荒澤寿子さん。2010年に入社して以来、ずっと商品開発を担当している。

「前職ではスキンケアの開発を担当していたのですが、メイクアップも手掛けてみたくて江原道に入社しました」(荒澤さん)

夢と期待を膨らませ入社したものの、すぐに現実の壁が立ちはだかる。

「映画界のプロたちが愛用するブランドだと知り、足がすくみました(笑)。しかも、江原道独自のモノづくり基準がものすごく高く、自分にその役が務まるのか心配になったほどです」。この日から丸8年、「商品のことが頭から離れることはない」と荒澤さんは語る。

今回、手掛けたのはブランドのキー・アイテムである“アクアファンデーション”。

「3度目のリニューアルになります。初代は透明感とツヤをファンデーションでかなえ、2代目はさらに透明感をアップさせ、それを持続させるというミッションを。そして3代目は、さらに肌との密着感を高めることを目標に掲げたのです」(荒澤さん)

売れている商品を何度も手直しする必要はあるのか?と問うと、「難しい質問ですね」と笑いながら少し考えて語り始めた。

「世の中には“名品”と呼ばれる商品はたくさんあり、手を加えない…つまり、処方を変えないものも多いと聞きます。ですが、化粧品の研究は日進月歩で進化を遂げています。少し前までは不可能だったことも可能になる時代。その先端技術や原料でお客さまのニーズに応えられるなら、積極的に採用するというのが江原道なんです」(荒澤さん)

だが、現実は思うようにいかないことだらけ。

「機能性を高めるとその他の要素、たとえば、テクスチャーや持続性に影響を及ぼし、バランスが崩れてしまうのです。化粧品は機能、テクスチャー、仕上りなどすべての項目で合格点がでなければ世の中に出ていきません。さらに、江原道は肌へのやさしさという高いミッションも掲げているため、処方が決まるまでは本当に苦労しました。協力してくださる製造メーカーさんには何度も試作をつくってもらったし、社内チェックの日は逃げ出したくなるほどでした」(荒澤さん)

“より良い商品をつくること”は当たり前。そんなプレッシャーと戦いながら、荒澤さんは先端のパウダーを配合した商品の開発をすすめていく。

今回採用したのは3種の新しいパウダー。ひとつ目は、2020年の東京オリンピックでお披露目される8Kのテレビやカメラに耐えうる江原道独自原料【グロスフィルムパウダー】。ふたつ目は、皮脂に触れてもにごらず、くすまないというのがウリの【エアーリングパウダー】。3つ目は、パウダーなのにスキンケアのようなうるおいをキープする【モイストドロップパウダー】。

「透明感やツヤをかなえる、ファンデーションの未来を支える夢のようなパウダーなんです。この3つのパウダーと光を味方にするRGBパウダーを掛け合わせることで、私たちが理想とする“カバーしながら透き通るツヤ肌”をかなえました」(荒澤さん)

パウダーを使用する際も0.001グラム単位で試作を重ね、色においてはサンプル品がデスクを埋め尽くすまでつくってもらったとか。

「ちょっとした量の違いも仕上りが全く違うんです。色の仕上りをテストするのは朝の自然光が最も適している。ファンデーションを腕に塗っては落とし塗っては落としの繰り返し(笑)。今では懐かしい思い出です」(荒澤さん)

マイファンスィー アクアファンデーション」の出来栄えは?

「できることはやりきったという万感の想いはあります。ですが、店頭に並ぶときはドキドキでした」(荒澤さん)

荒澤さんのモノづくりはこれからも続く。

「メイクをすると女性ってみんなキレイでかわいくなれるでしょ。まわりの人もハッピーにさせるチカラがあると思うんです。女性が美しくなることのお手伝いをしていきたいですね」(荒澤さん)

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