集めたハンドクリームの使用感想・口コミなどを書いている
八郎88さんのところで知りました。
○アトリックス ビューティーチャージ
コラーゲン入りハンドクリーム・・・・
もう、これだけで拒否反応を示してしまいました。
ハンドクリームにコラーゲンを入れたら、ハリ効果がでそう。
なんて消費者心理につけこんだアイテムとして、すかさず却下してしまいます。
そういう商品を作ってしまう会社の方針を疑ってしまうのですが・・・
コラーゲン入りハンカチを作るのとなんら変わらないレベルです。
八郎88さんも
(1)ボタニカルコラーゲンC→植物性コラーゲン→そもそもそんなものは無いよね?コラーゲンに含まれるアミノ酸と同じだよっていう…アマダイは鯛の仲間じゃないのに「タイ」って付けたら売れる的なアレだよね??
花王のアトリックス ビューティーチャージ 無香料によると
植物性コラーゲンC(ニンジンエキス)って何でしょうか?
植物性のコラーゲンって、聞いたことがありませんでした。
ということで、
■植物コラーゲンって何? より
http://collagen-laboratory.com/collagen/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E6%80%A7%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%AB%EF%BC%9F/
コラーゲンは、動物の体や骨組を支える「アミノ酸の繊維(タンパク質)」
動物の高度な進化の根源のようなもの。
植物では、グルコースという「糖の繊維(食物繊維:セルロース)」が
植物の高度な進化を担ってきた。
「動物はアミノ酸の繊維」、「植物は糖の繊維」
なのに、植物性コラーゲン?
サプリメントなどの食品では「植物性コラーゲン配合」というものは見つかりませんでした。
「植物性コラーゲン」の表示や説明がしてあるのは「化粧品」のジャンル。
そこで、植物性コラーゲンと謳っているものは実際に何なのか調べてみました。
■人参由来植物性コラーゲン
人参から抽出される成分の中に「ビトロキシプロリン」というアミノ酸が含まれるらしい。
ヒドロキシプロリンは、コラーゲン生成の際にプロリンがヒドロキシ化された
特殊なアミノ酸で、コラーゲン特有のアミノ酸です。
コラーゲンでは、このヒドロキシプロリンがコラーゲン繊維の結びつきを強くして
弾力性と強度を担っていることがわかっています。
また、ヒドロキシプロリンが線維芽細胞の活性化をするという論文はありますので、
経皮吸収できる構造になっていれば効果が期待できるのかもしれません。
■消費者心理
動物性たんぱく質のひとつであるコラーゲンの定義から考えると、
これらの植物性コラーゲンはコラーゲンではないと言えます。
これらを配合した製品の正しい表示は、
人参由来は、「人参由来ヒドロキシプロリン配合」
これは、私の独断と偏見での推測ですが、「植物性」と「コラーゲン」という語句自体が
消費者に対して購買意欲をそそる肯定的なイメージがあると考えて、
こじつけたのではないでしょうかね。
以上、植物性コラーゲンについてでした。
植物性コラーゲンって聞いたことがありませんでしたが、
人参に含まれる「ヒドロキシプロリン」(アミノ酸が水酸化されたもの)が、
コラーゲン繊維になる過程の「プロトコラーゲン」として利用されるということでしょうか?
コラーゲンに関する自分用メモ ビタミンC 硫黄の作用より
■生体内コラーゲンの合成
→http://ebn.arkray.co.jp/disciplines/collagen/anti-aging-02/
【アミノ酸】 → 【プロトコラーゲン】 → 【コラーゲン繊維】
「リシン」 → 「ヒドロキシリシン」
「プロリン」 → 「ヒドロキシプロリン」
↑ ↑
「ヒドロキシラーぜで水酸化」 3本のペプチド鎖間に水素結合
★★補酵素としてビタミンC★★ 螺旋構造の安定化
↑
「酸素」「Fe2+」「α-KG」も必要
ところで、こんな商品を作ってるメーカーはどこなんだろう・・・・
って思ったら、花王でした。
花王の化粧品は、コラーゲンやヒアルロン酸など、
話題のそういった成分は入れないという信念のようなものを感じていました。
(ヒアルロン酸は、ファンデに入りましたが、これは、皮膚内の保湿ではなく、
ファンデーション内の表面的な保湿で使われました)
入れる時には、ちゃんと理論的な意味を見出すことができたのですが・・・
ハンドクリームでは、植物性コラーゲンなんて入れてたんですね。
そもそも、吸収できるのでしょうか?
プロトコラーゲン状態なので、吸収は可能なのかな?
【関連】
○コラーゲンの原液って…? byBEAUTELLIGENCE(ビューテリジェンス)
○コラーゲン:コラーゲンって有効? 低分子なら有効?(科学的根拠?)
○コラーゲン:吸収されないはずの低分子コラーゲンが血中に認められる(プラシボ)
◆自分用メモ
○資生堂のコラーゲン研究 自分用メモ
○コラーゲンに関する自分用メモ ビタミンC 硫黄の作用
○コラーゲン:植物コラーゲンって? 自分用メモ