エレガンス / コスチューム スキン 口コミ

低彩度系ニュートラルのハイカバー編、と感じたファンデです。現品を購入して少し印象が変わった部分があるので、内容を書き直しました。

＜写真について＞
強い昼光・半日陰の2点。色傾向の違いをわかりやすくするため、各色多めに重ねています。どのファンデも実際にはここまで彩度は強く出ません。特にブルジョワのヘルシーミックスはかなり薄いつきなので、他の2色より厚く塗り重ねています。

＜色について＞
■NA202
このNA202は色の傾向がカバマのBN20に似ています。
NA202：やや黄み寄り
BN20：ややローズ系の赤み寄り
という違いはあるものの、グレイッシュで彩度を感じにくい色出しや、カバー力の高さは似ています。明度はほぼ同じといっていいと思います。
類似色をいくつか肌に乗せて見せてもらったところ、
NA200：いわゆる「黄白い」系統、かなり明度は高く、黄みもそれなりにはっきり
NA203：他ブランドにもよくある黄み＋赤み系、明度は202から大きく離れていない
NA203と202は近いようでいて全く傾向の違う色なのでご注意を。このNA202が特に低彩度寄りになっているようです。
明度：NA200＞＞＞NA202＞NA203
エレガンス式ベースカラー（おそらくカバマ式ともパーソナルカラーとも別もの？）の概念のあるBAさんの判断も、わたしにはこのNA202がベストの色調とのことでした。特に、顔より黄みのある首とはよくなじむようです。ただし、夏クリアというパーソナルカラーの観点からすると特にベストな（冴える）色ではないかも。

現在わたしはBN20だと首より顔が赤暗く沈む傾向があり、ちょっと調整に悩むところ。専用下地であるモデリングカラーベースで調整することになるのかもしれませんが、このベースはなかなか彩度が高く、使えそうな色がピンク・ホワイトぐらいという問題があります。赤みを足さず明度をあげる手段として、エレガンスがこれまで持っていたブルーが無いのです。
ブルジョワのヘルシーミックスぐらいシアーなつきだと多少のズレはコントロールできてしまうのですが、これはハイカバーなだけに難しそうです。
※照明によって、やはり少しトーンが落ち、黄みが気になることがあります。場所によってはとてもすっきりと明るく見えたりすることもあるのですが。

＜質感について＞
質感は謳い文句通りつるんとしたバーチャル系の仕上がり。テラテラしたパール系のツヤではなく、マット+人肌のライブ感のあるツヤということです。また、凹凸に対するカバー力も、色むらに対するカバー力も非常に高いです。
専用の下地を使わなくても少量で薄く均一に伸び、毛穴の無い仕上がりになります（カバマの薄いラバースポンジが便利です）。粘度のある独特のテクスチャなのですが、粉っぽいひっかかりが少ないので、保湿をきちんとしていればよく伸びるほうだと思います。
質感としてはこれ1つで完成されている感があるのでパウダーは不要、と思いますが、必要であれば上から重ねるパウダーの食いつきもよく、一体感が出ます。
適度なツヤのおかげで完全にマットな仕上がりよりは多少メリハリが出て老けにくいものの、やはりフォーマルな印象です。きちんとメイク向け。ちょっとフォーマルすぎて服やシーンを選ぶ仕上がりですが、こういうファンデも一本あると便利かもと思います。

崩れやすさ…皮脂崩れに強く、乾燥崩れに弱い印象。
使い心地…やや乾燥が気になります。冬より春〜夏向けかも。
ギトギトとした仕上がりにはならないので、保湿は重めのアイテムでしっかり行うのが良いようです。

＜まとめ＞
NA202は貴重な低彩度寄りですが、わたしには若干要調整の色出し。とはいえ、細かいことを言わなければ他社のファンデよりは確実に使いやすい色です。
保湿をきっちりとする、という条件付きでなら、おそろしく綺麗なつるんとした仕上がりを得られます。徹底した凹凸カバーの機能は高く評価できますが、乾燥しやすい点は改善してほしいものです。
全色番を通して共通の色傾向というより、各色番ごとにちょっとユニークな色出しをしていると感じたので、国産他社で合う色が見つかりにくい方はチェックしてみるといいかもしれません。エレガンスの提案する新しいファンデの色番分布は興味深いものがあるので、今後も注目したいと思います。

使用した商品

• 現品
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