ルイ・ヴィトン / タービュランス 口コミ

アットコスメ > ルイ・ヴィトン > タービュランス > 口コミ一覧 > 新真昼さんの口コミ

クチコミ

クチコミ8件中 3件目を表示

新真昼さん
新真昼さん100人以上のメンバーにお気に入り登録されています認証済

6購入品

2020/8/7 18:40:24

“心を揺り動かすようなチューべローズ”、“まるで雲の間をすり抜けるような感覚”、“一目で恋に落ちる衝動からインスパイア”と、高らかなキャッチコピーのルイヴィトンの「タービュランス」は、レザーと、ジャスミンやチュベローズといったホワイトフローラルを合わせた香りで、2016年に発売された「レ・パルファン ルイヴィトン」の初期作品のうちのひとつ。


トップに香るのは、キャバリエご自慢のCO2抽出されたジャスミン。華やかさ、グリーンなニュアンス、スパイシーさ、アニマリックさと透明感を全てを兼ね備えた、ヴィトンのみに許された本当に特別なジャスミン(コストがかかりすぎて他では真似できないらしい)。「これさえあれば他の何もいらない」とキャバリエが太鼓判を押すほどの原料で、そんな素晴らしいジャスミンを存分に味わえるトップ。表参道のルイヴィトンに行けば実際に同じジャスミンを嗅げるので近くにお住まいの方はぜひ行ってみてほしい(ヴィトンで原料だけ嗅いで帰る、なんてことはしにくいけど…)。

ミドルに移行すると、ジャスミンの華やかさは落ち着き、酸味のあるマグノリアとチュベローズのフローラルミックスの香りに。よくある甘々で扇情的、ギラギラと香るチュベローズではなく、とても静かな印象。最初はマグノリアの酸味が勝っているもの、徐々に力関係が逆転し、チュベローズが存在感を増してくる感じだ。

ドライダウンはホワイトフローラルの残香に、サンダルウッド&ムスクに落ち着く。持続はだいたい五時間ほど。構成だけ見た感じではバリバリフェミニンな甘いフローラルかと思っていたが、甘さに溺れることはない。その秘訣は、やはりベースのレザーだろう。これがトップやミドルのフローラルをばっちり支えていて、
華やかだけれど女っぽくなりすぎないように香り全体を引き締めている。とてもヴィトンらしいフローラルフレグランスだと思う。まさに“一目で恋に落ちて”しまいそう。


難点を挙げるとするなら、トップの素晴らしいジャスミンは色褪せるのが早いと思う。試香紙だと少し長く持つが、肌に付けると持ちがイマイチ。ここがもう少し長く続けば百点満点。いや、とても素晴らしいから他人に嗅がせるのはもったいない。ひとりで存分に楽しむことにしよう。
付けたての贅沢なジャスミンは、自分のためだけの香りなのだから。


トップ:ジャスミン
ミドル:マグノリア、ローズ、チュベローズ
ベース:レザー、サンダルウッド、ムスク
調香師は、ジャック・キャバリエ。
(フレグランティカより)

使用した商品
  • 現品
  • 購入品

新真昼さんのクチコミをもっとみる

ルイ・ヴィトンについて

メーカー関係者の皆様へ

より多くの方に商品やブランドの魅力を伝えるために、情報掲載を希望されるメーカー様はぜひこちらをご覧ください。詳細はこちら

タービュランスページの先頭へ