ジバンシイ / ランテルディ オーデパルファム 口コミ

オードリーヘップバーンの香りではありません。
跡形も変えられてしまい、涙が出るくらい酷い香り。

まずジバンシィのランテルディというと
オードリーヘプバーンのために捧げられ
ヘプバーンが「私以外の人は使うの禁止して」
と話した逸話から禁止、禁断という意味の
ランテルディと名付けられたバラやジャスミンに
アルデヒドが加えられたシャネルの5番が優しく
まろやかで温かみが増したような
アルデヒドフローラルの
上品で優雅なフレグランスがあった。

その後リメイクされストロベリーの香りが
追加されたりした際は大変な批判を喰らい
原点に戻ったランテルディが発売され
多くのファンが安心して買えるようになった。

しかし今回発売されたランテルディは
まったく違う香りでディオールのポワゾンガールを
彷彿とさせる市場調査の結果みんなが
好きそうな香りを調べて作りました的な
ボディミストやシャンプー、グレープジュース
アメリカの駄菓子のような香りです。
つまり、オリジナルにあったアルデヒドパウダリーの要素を全部カットしてパチュリーフローラルのまったく新しい香りに作り変えました。
だからオードリーヘップバーンの要素は0。

さて、違う香水として試してみると、みんなが好むホワイトフローラルがギスギス香り、ベースにはありがちなパチュリの香りがなんとか調和をもたらそうとするも可愛らしいけど人工的なジャスミンやオレンジフラワー、チュベローズのフローラルが全てをぶち壊しにして安っぽい香りになってしまう事故現場を見ているような香りです。

同じ失敗で言えばこれよりも
爽やかな故に個性を失くしたシャネルのガブリエルや
、姉妹だらけでもはやどれがどの香りがカウンターで迷うようなミスディオール達のほうが香りとしてもよいです。

もし、あなたがオードリーヘップバーンのファンなら、アクアディパルマのオーデコロニアやローマの休日の撮影時に使用されていたと言われるクリグラーのイングリッシュプロムナード19、麗しのサブリナ時に使用していたロシャスのファム、記録に残るフローリスのリリーオブザバレー、ゲランのシャマードなど彼女が愛用した香りがあまり変わらないまま残っていますからお試しください。
またオリジナルのランテルディに近いものだと
CHANEL No.5の香水(一番濃度の高いパルファン)か
No.5オープルミエールなどが近いです。

最後にこの新しいランテルディに
いい点があるとすれば
オードリーが願った、「ほかの人は使うの禁止」
と言う願いが皮肉な形で叶ったことでしょう。

使用した商品

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