クリアラスト / フェイスパウダー ハイカバー N 口コミ

クリアラストは30代後半の時によく買っていたので懐かしいアイテム。
黄色い容器の「白肌オークル」ピンクの容器の「マットオークル」を持っていました。

こちらは、新しく出たタイプでSPF50とUVカット指数が頼もしくなったのと
CICA成分入りで最近の人気コスメ事情に合わせた中身になりました。
また、従来の製品は桃の香りが強かったけれど、ずいぶん控えめな匂いに。
桃の香りは健在ですが、とても薄くなっているので良いです。以前は強すぎました。

30代や40代では使えても50代の今はどうだろうと思いましたが、60〜70点の仕上がり。
絶賛するような良さや感動はないけれど、手早く手を汚さずベースメイクが完成するので楽。

ただ、色展開が独特なので選ぶのが難しいと感じました。2色しかありませんし。
独特のラメ・パール感でギラッとしたツヤが出るので、ライトオークルは実際白っぽく発色。
薄くつける分には馴染みますが、重ねづけするとかなり白っぽくギラついた質感に。

カバー力は、従来の製品のマットオークルの方があると感じました。
こちらは薄づきではないけれど、つけたてはともかく馴染むと薄まっていく感じで
段々と素肌が透けてくるような状態に。

暗い方のナチュラルオークルは、従来のマットオークルよりも少しだけ明度が上がり、
黄味がやや強くなったようなカラー。これもラメ・パール感あり。

こちらは悪くはないのですが、つけたては良いものの馴染むとくすんで見えました。
下地やコントロールカラーで明るめにしてからつけても、独特の黄土色のような黄味が
ライトオークルに比べて気になりました。
ただ、暗めなのでライトよりもカバー力は単純に上がること、
時間が経った時の薄まり具合が、ライトよりもマシかなと感じました。

従来品もそうですが、１色だけで全顔を仕上げると白すぎて膨張して見えたり、
素肌より暗くなってくすんで見えたりと、なかなか満足のいく仕上がりになりにくく。
肌にピッタリの色にならず、どこか不自然な化粧感や白さや黒さが出てしまい。
ですので、顔の中心部はライト、フェイスラインはナチュラルと併用すると自然でした。

下地無しで直塗りすると、思い切りムラになり時間が経つとまだらに。
部分的に色が違ってくるので（ところどころ透けて地肌が見え、剥げているような感じです）
崩れているわけではないけれど、崩れたような見た目に。
また、粉っぽくボソボソした仕上がり。
保湿力の高すぎる下地の後に塗ると、粉っぽさは無いもののやはり色ムラが出やすく。

そんな中、日焼け止めを塗ってから使うと、綺麗にピッタリと密着しました。
相性が良かったのはランコムUVエクスペールトーンアップ、
ニベアUVのディーププロテクト＆ケアジェル。
色ムラが出たり綺麗にいかなかったりしたのは、
マキアージュのドラマティックスキンセンサーベース、スキンアクアの日焼け止め。

気になったのは、SPF50もあるせいか、時間経過と共に肌のツッパリ感が出たこと。
特に目の周りが乾燥でパサパサしているのが、瞬きするたびに違和感で解りました。
上から保湿ミストスプレーを思い切り噴射したくなるほど、このパサつき感がストレス。

また、しずく型毛穴や流れたキメの溝が気になる場合は、むしろ目立たせてしまう結果に。
これはラメ・パール感のせいで、従来品の方が上手にカバーしてくれる印象。
若い人には良さそうですが、加齢による毛穴や小じわはかえって目立ってしまいました。

というわけで、なんとも評価が難しいアイテム。
乾燥以外は刺激もなく意外に成分も悪くない、プチプラ価格で買いやすい、
プレストパウダータイプでファンデよりも手軽に使いやすい形状など長所はあるのですが、
基本的に私の肌が対象年齢オーバーすぎるのだろうと感じました。
10代〜30代の人には良いと思います。

色味はずいぶん改良されており、パッケージ側面にカラーチャート表があって
クリアラストシリーズの他製品との比較ができ便利。

明るい→暗い順に並べると
白肌オークル＞こちらのライトオークル＞こちらのナチュラルオークル＞マットオークル
従来品の白肌オークルとマットオークルは極端に明るい・暗い色展開でしたが、
こちらは、その間を埋めるような色味です。

他、気になったのは肌に密着しないこと。
パウダーファンデとはやはり違います。ふわっと肌に乗る感じなのでフィット感が弱め。
そのため、剥げたり薄まったりしやすいのかもしれません。

使用した商品

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