シャネル / シャネル N°5 オー プルミエール (ヴァポリザター) 口コミ

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●イノ●さん
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7購入品リピート

2021/7/4 18:31:56

CHANEL N°5 100周年を記念して、フィルム付いたまま保管していたオープルミエール 50mlを最近開封しました。
はい。FACTORY 5 コレクシオンと、新ミューズのPVマリオン・コティヤールで勢いづいたからです。

今から100年前の1921年5月に誕生したCHANEL N°5
これに纏わる時代背景と歴史の移り変わりに翻弄されるエピソードは、幾多の書籍やメディアで語り継がれる正に近代人類史。
時代と共に変化してきたとは言え、N°5 パルファム・オードパルファムは現代においてはやはり
一歩間違えるとお色気むんむんマダムですかと言われそうな重厚感とクラシックさが際立ってしまい、「今っぽさ」とはかけ離れた、とっつきにくさのある危険な香水となってしまっていることもちょっとわかる。(わたしは好きです。)

好きとは言え、毎日は着けない。着けれない。
身に纏う時は、パルファムなら両足首(三陰交あたり)に各一滴、オードパルファムなら太ももの内側か腰の後ろに半プッシュ。
着ける状況と人間を選ぶ香水N°5

そんな存在のN°5 に、オープルミエールが誕生したのが2007年のこと。

オープルミエールとは、フランス語で「最初の水」「はじめの水」
オリジナルのN°5を21世紀風に解釈するという大義名分の下に調香された香水。
初めてオープルミエールを吹いた瞬間はとても驚いて、わくわくしたことを今でも覚えています。

オリジナルの外郭を保ったまま、N°5のイメージを全く崩さぬまま、ただ軽やかさと謎の透明感が拡張されているオープルミエール。
ふうわりと吹いてその下を潜り、全身に纏いたくなるナンバーファイブ...!

N°5の特徴的な重さ、バニラやサンダルウッドだけではないこってりさを消さずして激減させたような、その上で重なる
かすかな柑橘をまとったシャネル特有のジャスミン香。
刺さるようなトゲトゲしさは初めから無いのに、弾けるような拡散性スパークル。
トワレでは体験できない、ドライダウンへ向かっての変化。
肌に馴染む頃には、まどろむようなバニラと湿気を帯びたローズドゥメのグラデーションが昇ってきますが、謎の透明感がキープされたまま。

毎日纏いたくなるN°5
ああこのままふわふわしてたい、、そんな気分になるN°5

あと、服装をあんまり選ばないN°5かもw
マスキュリンなスタイルに合わせたり、ちょっと気合いを入れたい時にもシャキッとさせてくれるN°5

トワレよりもコロンよりも、ローよりも絶妙な使い心地は正に21世紀的N°5
個人的に星7です。


トップノート:ネロリ、アルデハイド、イランイラン
ミドルノート:ジャスミン、ローズドゥメ
ラストノート:ベチバー、サンダルウッド、バニラ

  • 2021-07-03 12:29:46 by ●イノ●さん
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