ディオール / スノー ブルーム パーフェクト クッション SPF50／PA+++ 口コミ

＜スノー正統後継の薄付き低彩度、ツヤと光で飛ばすタイプだが質感で好みが分かれそう？＞
※2月時点、カウンターチェックとサンプル試用のインプレッションですので、話半分で。

■インプレッション
・液質は低粘度シリコン系のリキッド
・フィット感重視伸縮シリコンベースと揮発オイル系リキッドファンデの中間ぐらいのもの
・薄い皮膜を形成し、独特のツヤ感と発光感で肌を作るイメージ
・つけたてのツヤの表現は油性ツヤではなく、やや磨りガラス系寄りのシャープなキメ発光、発光の色味はホワイト
・色ムラカバー力やや弱め、凹凸カバー力そこそこ高め
・ミスディオールのラスト近くに通じるような強いフローラル石鹸調の香り付き
（かなり強い香りなので要注意）
・粉体を感じにくい薄付きの皮膜なので、ヨレ崩れが起きにくい
・使用感はひんやりとウォーター系だが、積極的に潤いを保持するものではなくパリッとした仕上がり

■色について
★サロン診断夏クリア・一部冬クリア色可能、カバマBN10〜20程度
顔ややピンク皮膚薄く血色透けやすい、首やや黄み

20、10、5番の全3色展開
薄付きなこともあり、各色とも明度はそれほど大きくかけ離れない（外資夏ものにしては）

20：サンプル色
赤みと黄み両方ある色（ニュートラルピーチ）
3色の中では最も彩度が明確だが、ヌードシリーズほどアプリコット色は強くない
ディオール他ブランドにおける標準色〜やや明度高め相当と感じた

10：カウンターチェック
いわゆる「黄白い」系統
最も明度の高い色番を使っている方もカバーできそう
黒沈みする要素少なめのクリアなクールイエロー系？

5：カウンターチェック
明度はほぼ10相当？
黄みの控えめなクールピーチ（分類するならピンク系）
これもクリアで濁りの少ない系統？

3色の中で最も赤み黄みを多く持っているのがサンプル色20番。
ざっくり言うと、色付き下地によくある「きれいなピーチカラー」に近いです。

普段ならわたしは苦手とする系統ですが、不思議と「すぐ落としたい！」という印象になりません。非常に薄付きな上、白っぽい発光感があるため、しつこく重ねなければ20番でもそこそこ使えてしまいそうな雰囲気。
もっとも、時間経過で「ああ、やっぱり顔だけ妙に桃色だな」という感じにはなります。ピンク系下地でばっちりメイクされてしまった印象の「きれいすぎる」ピーチピンクっぽさ。

わたしの元の肌にはここまできれいなピーチカラーは含まれていないので、もしも現品を買うなら選択肢としてはクールイエロー系統に見える10番かなあ、と感じます。

全色番を通して、低彩度のベースアイテムを探している方に向く色ではないかと感じました。
ディオールスノーシリーズの、彩度抑えめで濁りが少ない、すっきりとした発色を継承していると感じます。

※写真比較のMACマッチマスター1.0は皮脂馴染みで透けるタイプの「ほぼノーカラーファンデ」です。このディオールのスノークッションにも似たような透け感があります。他の比較商品も、実際に顔につける時より厚く塗布しているため、印象が多少異なることがあります。

■気に入った点
・すっきりクリアな色出し、低彩度で幅広い方に使えそう
・下地ライクな発光感と透明感、ギラギラしすぎないツヤ
・非常に薄付きにできそう

■気になった点、もう少し研究したい点
・強い香りがやや気になる
・非常に透け感が高いので、部分下地やコンシーラーとの併用は併用相手を選ぶかも
・高温多湿な季節のテカリ具合が気になる
・コンパクトのつくセットを購入すると必ずリフィル2個のセットになってしまうので色選びの気が重い

■インプレまとめ

わたしはセミマット質感が得意で、夏場はテカリも気になる肌質。ツヤ系はどうしても腰がひけますが、これは使ってもいいかも？　と思えるシャープなツヤでした。

また、色もスノーシリーズのクリアな低彩度を継承している点が好印象。
・旧ブルジョワヘルシーファンデ51番を愛用していた
・アディクション04番、MACマッチマスター1番などにチェックが入っている
このような方には、このファンデの10番は選択肢のひとつに入るかも、と思います。
10番はいわゆる素直に黄色い（黒沈み・赤転びの少ない）クールイエローに見えました。
実際に使ってみるとまた印象が変わるかもしれませんが。

全体として見ると、ホワイト発光系下地とリキッドファンデの中間という印象。
この彩度の主張しない薄付き度合いは好みです。

使用した商品

• サンプル・テスター
• モニター・プレゼント  (提供元：店頭でのサンプル配布)