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クチコミ
口コミ500件目は、現在格闘中のジュニパースリング。
ドライジンにインスパイアされてつくられたというこの香り、お酒の中ではとにかくジンが大好きな私としては目下、使いこなしたい香水の筆頭。
1年前、この香水を買いに久しぶりにロンドンへ。
安く買えればなおよいなと思い、まずはペンハリガンのアウトレットに直行。
しかしこのお品、本国でもさすがに発売されてまだ新しいので、置いていない、と。
仕方なくピカデリーのバーリントンアーケードにあるクラシカルな佇まいの正規店舗へ。
そのころは、発売したてのピオニーの方が断然売込み中で、ジュニパースリングのほうは一段落ついたような感じ。
空気の乾いたロンドンでは、香水をつける量が日本にいるときとは全く違う。
重厚な香り立ちのペンハリガンは、もちろん種類にもよるわけだが日本ではワンプッシュで十分、タッチアップも夜まで全くいらなかったりするが、イギリスでは…とりあえずということで3プッシュしてみる。
うーん、まさにドライ…ジン。スピリッツをそのままかぶったような、におい。香りではなくニオイ。アルコール臭。
そういえば、そもそもジンはイギリスでは安く手軽でアルコール度数が高いため労働者階級の飲み物とされていたが、まさにそんな、松ヤニの野性味溢れるトップ。
そのトップも飛ぶのが早い早い。店内を闊歩しているうちにあっさり飛んでしまったのでさらに2プッシュ。
どう変わるかと楽しみにしていたが、その日一日、ミドル・ラストへの移行が自分では全く感じられず平板なまま。アルコールが飛んでいって、そのまま消えただけ?余りにシングルノート過ぎないか?つまらなさすぎないか?
パッケージの瓶はいたってクールな透明の液体、シルバーの無機質なラベル、全体の印象は私好みではあるけれども、あまりにシンプルすぎるこの液体。なんとなく決め手に欠け購入に至らず、目的を果たせず、肩すかしを喰らったような気持ちで帰国。
しかし帰国してから、なぜかどうしてもあの匂いをもう一度嗅ぎたくなり、ネットで見つけ出し逡巡の末、購入に至る。
日本で再度使ってみて、印象激変。ワイルド・ブルーカラーの野太い匂いが一転、フェミニン&ファンタジックで繊細な砂糖菓子に。これがアンゼリカの部分?こんな甘さ、奥行きはイギリスの気候では感じられなかった。
普通に考えて、調香の際、香水はつくられた地域で使われることを想定していると思うが、不思議と、この香水を綾なす繊細な部分は、異国である日本で際立った。なぜこんなことが起こるのか…
香水は気候で香り立ちが全く違うことに、改めて愕然。
しかしこの香り、今度は私には繊細過ぎてしっくりこない。
何とか自分好みの香り立ちにコントロールできないか奮闘中。
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