戸時代の女性の美しさを代表するのは、土屋アンナさんが出演して映画になった『花魁』ではなかったかと思われます。
花魁と言えば遊女3,000人もいたと言われる中で、わずか数人だけがなれるという当時のトップアイドル。ヘアスタイルや着物はゴージャスで、その磨き上げられた美しさや華やかさは最高級。
しかし、彼女たちはただキレイなだけではなく、高い教養を身につけていたと言います。和歌、お香、お茶、お華、三味線、お琴、書道などは当たり前。地方から大名が来ても十分相手ができるインテリジェンスとホスピタリティがあったのです。
とくに、江戸時代前期は、多くが武家出身のお嬢様だったからだとも言われています。父親が戦いで敗れて、生活が成り立たなくなってしまったから仕方なく身売りされたのですね。いくら遊女になったとは言え、良家の娘ですから、そこはかとなく教養がにじみでてくるわけです。
名なところでは、仙台候に身請けされた「高尾」という遊女。身請けの時、自分の体重だけ千両箱を積まれたというすごいエピソードが残っているんですよ!
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花魁たちの磨かれた教養と、化粧することで美しさをさらにアップさせた彼女たちの存在は、当時の女性の憧れの的となっていたのかもしれないですね。
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