あんなにときめいていたのに…
つきあい始めたばかりの頃は、あんなにドキドキしてたのに…。いつのまにかトキメキもなくなり…一体どうしたのか分からなくなることがあります。好きなんだけど、好きっていうのとはちょっと違うような。これがマンネリなら、ひょっとして別れの予感!?でも、ちょっと待って。そんな心のメカニズムを探ってみましょう。
なぜドキドキしなくなっちゃうの?
いま大親友の友達と最初に会ったときのことを思い出してみてください。初めて会ったとき、やっぱりドキドキしていませんでしたか?でも、今はもうドキドキしませんよね。そう、誰にとっても親しくなればドキドキ感は減るもの。それが恋なら、しばらくは続くかもしれませんが、お付き合いが長くなれば少なくなってくるのは自然のことなのです。
そもそもなぜドキドキするの?
恋愛したてのころにドキドキするのは、ある脳内物質のせい。PEA (フェニール・エチル・アミン)というホルモンが一種の快楽状態を作り出すのだそうです。そして、このホルモンは「脳内麻薬」とも言われるほどの強い作用を引き起こすので、脳が自分を守るために、2〜3年で出なくなるよう自動調節します。これが「時間がたつとドキドキしなくなる」メカニズムというわけです。
ドキドキしなくなったからいいこともある
ドキドキしないと不安ですか?ドキドキは刺激的かもしれませんが、安心感はないですよね。それよりも今心を開いて何でも言い合える関係の方が居心地がいいのではないでしょうか。恋は刺激を求めますが、愛は安らぎを求めます。どちらがあなたには必要なのか、じっくり考えてみてください。
ドキドキしなくなったときに気をつけたいこと
ドキドキしなくなるのは当たり前のことなのに「もしかして私達マンネリかも!?」と慌てておかしな行動をとらないようにしてください。刺激はもういらないのに、なにかにつけてツッケンドンにしてみたり、連絡をわざと取らないようにしたり、そんなことをしたら逆効果です。せっかく2人の間に信頼関係が芽生えたのに台無しにしてしまいます。ドキドキがなくなっても好きな気持ちに変わりはないはず。ならば何も心配することはないのです。
ドキドキしなくなった後に生まれるもの
ドキドキは一過性の快楽物質。体に取っては危険物質ですらあります。だから減少して良いものです。むしろ、その後に「幸せホルモン」を増やしていきましょう。「オキシトシン」というホルモンを聞いたことがありますか?これは男性に身体に触れられたときに生じるホルモンで安心、情緒安定といった作用があります。気心の知れた恋人と抱き合うときのあの温かい気持ち。あれが幸せホルモンです。
ドキドキって最初はやはり必要なものなのでしょう。誰かを恋する気持ちにドキドキはつきもの。これがないと人間は誰も好きになれなくなってしまいます。でも、そんなときを過ぎても好きでいられたら,今度は本当の幸せホルモンがでてくるのです。刺激ばかりでは人間生きて行けません。安心して生活できる状態を作ろうとするから、ドキドキ感は落ちついていくのが自然なのです。いまドキドキしていないカップルは、実はとっても幸せな2人だといえそうです。
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