大人なら知っておかなきゃいけないこと
大人の女性なら、必ず知っておかなければならない食事のマナー。でも、かしこまった席にはそうそう行く訳でもないので、ついわすれていしまいます。わかっているようでわからない、いまさら聞けないけど知っておくべきマナーについて、改めて確認しておきましょう。マナーがよくわからないという方は、ここで学んでおきましょう。
マナーってそもそも何のためにあるの?
テーブルマナーというのは、大勢で会食する際にみなが気持ちよく食事が出来るように配慮することをいいます。汚い食べ方をしている人が一人でもいたら、その場が美味しい席ではなくなってしまいます。美しくキレイに食事をする、それがテーブルマナーです。大人の女性には必須のスキルです。
洋食テーブルマナー
飲み物を注文したら、最初にオードブルが出てきます。オーダーをした後にナプキンを膝にかけます。みなさんが間違いやすいのはバッグです。預けるか正しい位置に置くようにしましょう。スープは手前に寄せても、向こう側によせてもOK。パンに浸して食べるのは厳禁です。お肉のカットは食べる分だけ、その都度です。カトラリーは外から使い、食事が全てすんだらお皿の上に並べて置きます。
和食テーブルマナー:その1
まず出入り口から遠いところが上座になりますから気をつけましょう。和室で大事なのは、畳の縁を踏まないこと。そして、座布団は踏んだり、その上を歩いたりしてはいけません。あまりに日常的になってしまっている座布団ですが、本来は身分の高い人のものでした。料亭などでは正式な作法にのっとりましょう。
和食テーブルマナー:その2
懐石料理の流れは、先付・前菜、吸物、お造り、煮物、焼き魚、揚げ物、酢の物、止め椀・ご飯・香の物、とつづきます。和食をいただいたときに一番気をつけるべきマナーはお箸でしょう。タブーとされているのは、渡し箸、涙箸、探り箸、迷い箸、寄せ箸、刺し箸など。涙箸というのは、汁物をしずくを箸先から垂らすことです。
中華テーブルマナー:その1
中華では回転テーブルのマナーがひとつ大きなものとしてあります。料理が運ばれて回転テーブルの上におかれたら、主賓が最初に料理を取ります。その後は時計回りに円卓を囲んでいる人たちで順番に取り分けます。全員の取り分けが済んでから食事をはじめます。残った料理は、円卓を回して好きにとって構いません。ただし席を立って料理を取ってはいけません。
中華テーブルマナー:その2
中華料理には、他にもユニークなマナーがあります。お皿一枚の扱いにしても全く異なる中華料理。知っておいた方がよさそうです。日本料理では持ち上げられるものは持ち上げないとマナー違反になりますが、中華では逆。文化が違えばこれほどに違うものなのですね。
知っているようで知らない食事のマナー。一度しっかり勉強しておいたほうがよさそうです。和食の作法は日常生活でも使えるものですから、これを機会にマナーをマスターしてしまいましょう。どこで何を出されても慌てず美しく食事を楽しみたいですね。