同棲生活の質を左右する間取り
始める時は夢いっぱいだった同棲生活なのに、なぜかケンカが絶えず関係が暗転しかけている人がいたら、それは間取りのせいかもしれません。一人になれる空間や適度なパーソナルスペースを取れない家では、不満が貯まってしまいます。では、どんな空間や間取りが適切なのでしょうか?
恋人同士のパーソナルスペースは?
アメリカの文化人類学者であるエドワード・ホールは、パーソナルスペースを相手との関係によって4つに分類し、家族や恋人など非常に親しい人との距離は45cmまで近づいても許されるとしています。親しくない人が、この距離より近づくと不快に感じるとしていますが、生まれ育った環境や性別により個人差があります。
男女で異なるパーソナルスペース
ところが、一般的に男性は女性よりも広いパーソナルスペースを必要とするので、常に45cmよりも近くにいられると不愉快になる場合もあるといいます。もし同棲が始まってから彼がイライラすることが増えたら、狭さからくるものかもしれません。彼女を嫌いになったわけではないけれど、一人の時間や空間も欲しい、という男性心理を理解してあげて!
では同棲生活の理想の間取りは?
予算が豊富ではない場合、出費を抑えるために最低限の広さの部屋に落ち着くことが多いもの。それでもワンルームは視覚的にパーソナルスペースがないと同じなので、時間の経過と共に一人になれない不愉快さが増してしまいます。せめて2DKか、広いスタジオタイプのワンルームなら仕切るなど、工夫して「個室」を設けましょう。
放っておくと愛情は自然にトーンダウン?
結婚も同棲生活も、残念ながら相手に対する強い愛情は徐々に薄れていきます。人類学者ヘレン・E・フィッシャーの著書「愛はなぜ終わるのか」の中で述べているように、「愛は4年で終わる」という説もあり、恋愛ホルモンの分泌もせいぜい2~3年間と言われているので、努力しないとラブラブ状態を保つのは難しいのです。
「愛は4年で終わる」というのは良く言いますが、これは愛というよりむしろ、ときめきがなくなるということ。
— 男の気持ちがわからない (@mensfeeling) August 18, 2015
別の空間で過ごす、別の時間を過ごす
では、同棲生活において愛情のトーンダウンを防ぐためには、どうしたらよいのでしょう?四六時中いつも一緒、というと仲睦まじくて良いのですが、そのうち息苦しくなってしまうかも。関係を長持ちさせるには、一人になれる個室を持つのもよいですが、たまには友達と出かけたりとお互い違う時間を過ごすのも、おすすめ!
まとめ
いかがでしたか?いつでも恋人がいる嬉しさも、狭い空間で密着しすぎていると長続きしないものなのです。ラブラブさ全開で早く別れてしまうより、あえて気持ちを小出しにすることで長続きするなら、後者の方がよいのでは?2人の関係の鮮度を保つことにも関わるのですから、たかが間取り、されど間取りですね。
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