時代とともに変わってきた、結婚相手に求める価値観。
バブル経済最盛期やその直後までは、理想の結婚相手男性の条件は「高身長・高学歴・高収入」を略して、「三高」と言われてきました。でも今の社会ではちょっと様子が違うもよう。時代とともに変化してきた、女性たちの結婚相手に求める条件を追ってみましょう。
バブル絶好調!「三高」時代
三高とは、「高学歴(高卒ではなく大卒または院卒)」、「高収入」、「高身長」の男性のことを言います。1980年代末のバブル景気全盛期に、女性の主流層が結婚相手の条件を求めていました。景気がいい時代、実際の生活感よりも、見栄えやステータスが重視していた時代背景が伺えます。
バブル崩壊!「3C」 時代
3Cとは・comfortable「快適な生活が出来る収入」・communicative「価値観の一致」・cooperative「家事に協調的」の頭文字をとったものを指します。バブル崩壊後女性も、結婚によって精神的・物質的により良い暮らしを求めていたようですね。
不景気の到来!「3低」時代
3低とは、低姿勢=腰の低い男性、低リスク=リスクの低い安定した職業に就く男性、低依存=束縛しない男性、の略です。2000年代に突入し低景気を受けて、女性たちは結婚に関してとても現実的に。また、働く女性が一般的になったことや、共働きが増えたことによって価値観も変わってきました。
大切なのはやっぱり愛?「3手」時代
2007年のインターネット調査によると「3低」に加えて、・手伝う(家事や育児)・手を取り合う(お互いの理解と協力)・手をつなぐ(愛情)の「三手(さんて)」の要素を男性に求めていることが明らかになっています。結婚をして精神面での充実を重視している女性が増えた結果だと言えます。
自分の力でリスクと立ち向かう。「3K」の時代へ
低景気が続いた2010年は、女性が結婚相手に求める条件のTop3「・価値観が合う・金銭感覚が一致していること・雇用形態が安定していること」の頭文字を取って3Kと言われました。高望みや見栄よりも、結婚生活を協力してやっていける人を求めている前向きな姿が伺えます。
ほんの30年くらいでも、生活と直結している結婚の価値観はガラリと変わるものですね。女性の社会進出や、主夫の登場など、現代社会はライフスタイルも多様な時代。自分は結婚に何を求めているのか、じっくり向き合うことが以前よりも大切な時代だと思います。
19 件